最年少の気象予報士試験合格者!―栄光学園の中学1年生
先週金曜、NHK夜のニュースを見ていたら、中学1年生が気象予報士試験に最年少で合格したとの報道がありました。
個人的には「最年少○○」と騒ぐのはあまり好きではないが、この男の子が横浜市住在という事で、市民としては「どこの学校だろう」と興味を持って(NHKでは学校名はいっさい言及されなかった)、本人のインタビューを見てしまった感じです(^^;
制服を着ていたが、上部しか映っていないので最初は分からなかったものの、上着襟に小さく見えたバッヂ(校章)で「もしや、栄光学園では」と思ったのです。
その後に見たネット記事には、やはり「栄光学園中学」と書かれており「やっぱり」「さすが栄光」というのが、率直な感想です(^o^;
「栄光学園」とは、神奈川県の大船(鎌倉市)に位置する、イエズス会を母体とするカトリック系の私立中高一貫男子校。県内では最難関、都内「御三家」レベルの一流校にも匹敵するほどの進学校で、東大合格者も常に上位にランクインされます。
(弟も中学受験で受けましたがダメでした(^^;でも、合格して入学・卒業した学校が、本人には最も合っていたと家族・親族で一致しています。)
ちなみに、今回の最年少合格記録は、数年前の14歳(当時中学2年)を塗り替えたそうですが、その中2というのは灘中学だったそうで・・・
やはり、こういうスゴイ記録を作るほどの才能を発揮する子って、中学受験した錚々たる超難関校進学者なのだなあと。もちろん、そういう学校に入学したからと言って、必ずしも成功するとは限りませんが、可能性は高くなると思います。
そのためには、本人の才能や小さい頃からの努力もありますが、親や教師など周囲がその子の能力を発揮出来るよう、指導や環境作りが出来るかにもかかってくると感じるのです。
(ああ、私も、あんな「収容所」で押さえつけられて小~高校を過ごす
のでなく、中学受験したかったよ~)
(受験や人生において失敗だらの自分は出会う機会は少ないものの)これらの学校出身の人と話していると、頭の切れ・回転や発想が違いますね!
今回の彼もまた、幼い頃から興味を見付け、それに対し探究心があった
事が伺えます。だから、苦なく努力出来たようで。
加えて、翌日(昨日)の新聞朝刊によると(以下の記事が同文)、合格においては「気象予報士の資格を持つ中学理科の先生の助言が役立った」そうです。
こういう学校は、先生も凄いんですね自分も何か秀でる物を持てるよう、精進せねばと痛感しました。
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ところで、以上のような学校は、労働状況も良さそうです。
以前、多くの私学の雇用実態にうんざりし 、友人講師達と「働き易い学校はあるのか?」という話題になり、その一人が「(神奈川では)栄光学園などの募集を全く見た事がない。こういう所は勤めやすいゆえ、先生がなかなか辞めない」と言っていました。確かに、私も見聞きした事がありません。
やはり、伝統ある難関校(特に男子校)は、生徒(入学出来て勉強がついて行ければ)にとっても教師にとっても穏やかな環境なのかもしれません。
2009年3月6日20時32分
気象予報士試験の合格発表が6日あり、横浜市港南区の山崎一哉君(13歳7カ月)=栄光学園中学校1年=が合格。これまでの最年少記録の14歳を塗り替えた。
「雪遊びが好きで天気に興味を持った」という山崎君は小5の時に初めて国家資格の試験を受けた。中学受験での中断をはさんで4回目で合格した。
気象予報士資格を持つ中学の理科の先生の助言が役立ったという。「最年少は少し意識していたけれど、合格してびっくりしている」と話す。
今回の合格者は272人。94年に始まった気象予報士試験の合格者はこれで7311人となり、合格率は6.0%。最年長は74歳。