語学ソフト(ロゼッタワールド)体験会!

遅くなりましたが、クチコミ番付のプレミアム(特別)ネタとして参加した、語学ソフト体験会の報告です。

六本木ヒルズにて、2/26(火)の午後1時~2時半の予定で行われました。
「ロゼッタワールド」という語学ソフトは、初めて聞きました。ブログネタ詳細
によると
「NASAを始め、米国陸軍、国際連合等の政府・公共機関、BMWなどのグローバル企業から
メジャーリーグの選手などにも採用されている語学学習用ソフトウェアです。」との事。
メジャーリーグの選手などにも採用されている語学学習用ソフトウェアです。」との事。
そのような語学学習システムがあるとは知りませんでした
語学(特に英語)には関心ある自分としては気になり、しかもそのシステムが体験出来るのに加え、東大の脳科学の先生による講演もあるとの事で、興味を持ち、勤務日ではないし、この日の昼過ぎの予定を取り止めて参加する事に。



ヒルズに来たのは初めてなんです。



到着は、開始より少し遅れてしまいましたが、ちょうど東大大学院(薬学系)・池谷准教授(下の写真。ブレれしまいスミマセン)のお話が始まるところでした。以下にプロフィール を紹介しておきますが、生年を見て、わ、若い!!


(実は私、大学院受験にあたっての研究室訪問で、こういう分野にも興味を持ったものの、この先生の名は聞いた事がなかった。最近このポストに就かれたのですね。)
池谷 裕二(いけがや ゆうじ)
1970年8月16日 静岡県藤枝市生まれ
1995年4月1日 日本学術振興会・特別研究員・DC
1998年3月30日 東京大学・大学院薬学系研究科にて薬学博士号取得
1998年4月1日 東京大学・大学院薬学系研究科・助手
2001年3月 日本薬理学会学術評議委員
2002年12月17日~2005年3月31日 米・コロンビア大学・生物科学講座・客員研究員
2006年2月1日 東京大学・大学院薬学系研究科・講師
2006年10月1日 科学技術振興財団さきがけ・研究員(併任)
2007年8月1日 東京大学・大学院薬学系研究科・准教授
池谷裕二のホームページ
1995年4月1日 日本学術振興会・特別研究員・DC
1998年3月30日 東京大学・大学院薬学系研究科にて薬学博士号取得
1998年4月1日 東京大学・大学院薬学系研究科・助手
2001年3月 日本薬理学会学術評議委員
2002年12月17日~2005年3月31日 米・コロンビア大学・生物科学講座・客員研究員
2006年2月1日 東京大学・大学院薬学系研究科・講師
2006年10月1日 科学技術振興財団さきがけ・研究員(併任)
2007年8月1日 東京大学・大学院薬学系研究科・准教授
池谷裕二のホームページ
「脳のしくみに見る外国語を学ぶ方法」と題した講演の内容は、次の通りです。
(1)日本人の英語はなぜ通用しないか?
①「ジャングリッシュ(Japanese+English)」
英語は様々な国で話され、その国の英語として定着しているが、
日本語と英語はあまりにもかけ離れているため、日本人はなまりが強い。
②マグネット効果:母国語にはない発音が一色多になっている。
→「ジャングリッシュ」が通用しない理由。
日本人がRとLの区別が出来ないのは、世界的にも有名。
(2)論文より
①母国語の発音に反応するように、脳は組み込まれてしまう。
(フィンランド語とエストニア語の母音を例に。)(「Nature」1997年)
②言語の回路は、6か月児の時点で出来上がっている。(「Science」1992年)
(英語のiとスウェーデン語のyを、アメリカ人とスウェーデン人の幼児に聞かせる。)
その後(4年前)の研究では、胎児の時に母親の声が聞こえている可能性が示唆された。
(生後2日の乳児に、母国語のテープとそれを逆回しにしたテープを聞かせたところ、前者には強く反応。)
③幼少時に外国語を獲得した場合、母国語も外国語も同じ回路で処理するのに対し、
成人後に外国語を獲得した場合、母国語と外国語は違う回路で処理。(「Nature」1997年)
バイリンガルは、脳の「尾状核」(体をスムーズに動かす指令する場所)で言語を切り替えているとの事。
(3)「獲得」と「習得」
獲得……小さい時に言語を身につける。
習得……大人になって身につける。
(4)著書「怖いくらい通じるカタカナ英語の法則」の一部を紹介
beautifulを「ビューティフル」と言っても通じないが、「ビューレフォウ」と言うと通じる。
Can I have a coffee?は「ケナヤ カーフィ?」で通じる。
怖いくらい通じるカタカナ英語の法則 (ブルーバックス (B-1574))/池谷 裕二
- ¥1,050
- Amazon.co.jp
(5)言語は心を作っている。
①脳を見ただけで、何が母国語か分かる。
日本人が英語を読んでも日本語の脳の使い方、アメリカ人が日本語を読んでも英語の脳の使い方。
②思考も同様:ボーっとしていても、言語野は活動している。
なかなか興味深いお話でした。
「胎児に母親の声が聞こえている」に関しては、実は私が子供の時、学校である先生から似たような事を聞いた記憶があります。
英語を母国語としている母親から生まれた子供が、英語を聞いても泣いてばかりなのにフランス語を聞かせると安心する・・・その母親は通訳か何かの仕事をしており、この子がお腹にいる時フランスに滞在しフランス語で会話していたためと。
なので以前から、既に胎児の頃から言語回路が形成されているのだろう、とは思っていました。
「胎児に母親の声が聞こえている」に関しては、実は私が子供の時、学校である先生から似たような事を聞いた記憶があります。
英語を母国語としている母親から生まれた子供が、英語を聞いても泣いてばかりなのにフランス語を聞かせると安心する・・・その母親は通訳か何かの仕事をしており、この子がお腹にいる時フランスに滞在しフランス語で会話していたためと。
なので以前から、既に胎児の頃から言語回路が形成されているのだろう、とは思っていました。
講演が終わると、「ロゼッタストーン・ジャパン株式会社」の代表取締役である塩濱剛治社長による、日本人の語学学習に関する調査報告と、続いて「ロゼッタワールド」のデモ説明が行われました。
このソフトは、アメリカ人がドイツに留学の際に苦労した体験を基に作られたため、外国語を学ぶ人に合った方法で学習出来る事を強調されていました。
私達も、座席に用意されたパソコンで体験してみます。「聞く」「話す」「読む」「作文」のジャンルの中から「聞く」を試しました。


私達も、座席に用意されたパソコンで体験してみます。「聞く」「話す」「読む」「作文」のジャンルの中から「聞く」を試しました。
以下の画面では「The car is green.」との声が聞こえ、その文に合った写真を選ぶのです。
一番初歩のレベルから始めたので「この程度なら」と余裕の気持ちでいたら「girl」と「girls」などといったような単数形と複数形や、「reading」と「eating」の聞き分けに戸惑ったりしてしまったりと、子音の聞き取りの弱さが露呈され、それに気付かされた感じです。

あっという間に時間が過ぎてしまい、現段階でこのソフトの効果はまだ何とも言えませんが、これだけどんどん音声や写真が現れると、英語で考える事を余儀なくされるため、英語で発想出来るよう徐々に鍛えられていくのかなあ、と思ったりしました。
英語を含め30ヶ国語の商品が揃っています。英語などの主要言語の場合、レベル1~3まであり、レベルごとに別々に買う事も、全レベルまとめて求める事も出来ます。
帰り際に入場バッジの返却と、入場の際に受付で受け取っていた「ソフト引き換え券」を提出すると、何と、このソフトを頂いてしまいましたよ
1~3全レベル入ったものが
通常は6万円以上するもののようです。


世界でも注目されているという語学ソフトを体験だけでなく無料で貰い、脳科学の教授の講演まで聞けて、何ともお得で有意義な体験会に、非常に満足でした。

下の写真が現物です(製品と体験版)。あれから2週間経ってしまったものの、年度末で慌ただしく(学校勤務なもので)、まだ使ってはいないのですが、春休みに入ったら始めてみたいと思っています。
最後に、このような充実したイベントへの参加資格を与えて頂けた事、スタッフの方々に心から感謝致します。m(_ _)mあがとうございました。
体験会の様子(「ロゼッタ・ワールド」HPより)。写真では私、前の人に隠れてしまっているなあ。。

- ロゼッタワールド 英語(アメリカ) レベル1,2&3セット
- ¥66,310
- Amazon.co.jp
- ロゼッタワールド ドイツ語 レベル1,2&3セット
- ¥66,310
- Amazon.co.jp
- ロゼッタワールド 英語(イギリス) レベル1,2&3セット
- ¥66,310
- Amazon.co.jp