東京・神奈川で中学入試スタート―「中高一貫志向」強まる
今日から東京・神奈川で私立中学入試が始まりました。1日が第一志望の人が多かったでしょうが、明日2日以降も数日続きます。今の非常勤勤務校は、明日から来週頭まで入試日、今日は午前授業で、そ直後からバタバタしていました。
自分は中学受験をしていないのですが私立中高に通い、そういう学校で教師もしてきており、私学には関わりが多いので思う事は色々あります。でも、それは別の機会にします。
少子化に関わらず年々、私立中学受験者は増加しており、記事で中高一貫教育がしばしば特集される事からも、中高一貫私立の人気はますます上昇しているのが伺えます。
先月か先々月の新聞には、完全中高一貫を目指すべく、高校入試を廃止する(高校入学者を受け入れない)私学が増えてきていると書かれていました。
特に女子校は、もともと中学のみ、あるいは(幼)小中で少しずつ募集という所が多いですからねぇ。
高校入試をする女子は今後、併願に苦労しそうです。それとも、高校から女子校を選ぶ生徒が少ないのでしょうか?
そう、前務校は、中高共に募集する女子校でした。
1学年につき、中学が4クラス、高校から5クラスになり、高1では1クラスが高校入学者(高入生)というのが基本でしたが・・・(高2から理文別になり、中入生と高入生は混合になります。)
昨年度は、当時中3(現高1)が5クラスで200人近と定員を大きく超えていて「高校から取れない」とお偉方が仰せでした。結局、3人だけ受け入れたようです。
中2(現中3)は4クラスだったものの、その下(現中2)も5クラス。
そして、昨年4月に入学した現中1は、何と、現高1より多く200人超えていると聞きました!(本来、1クラス30数~40人位のところを45人で教室もキツキツとか
複数の学校掲示板でも、この学校は来年辺りから高校募集停止を検討との書き込みを見かけましたし。
昨年度の高1(現高2)の高入生クラスが18人と少なかった事からも、中高別々に募集するより、中学の定員を多くした方が、生徒が集まるのかもしれません。
県内の他の学校でも、いつの間にか高校募集を止め、完全中高一貫に切り替えている所がいくつかあったのを、最近になって気付きました。それで成功した学校と失敗した学校があるようですが・・・
以下の記事によると、この時期は公立小学校がガラガラになるのですね!
本ブログをご覧下さった中には、お子様が中学受験という方もいらっしゃいましたが、受験されたお子さんとその親御さん方、お疲れ様です。その子にとって、本当に良い学校に決まる事を願っています。
首都圏の私立中入試ピーク、小6教室はガラガラ
東京都と神奈川県の私立中学の入試が1日解禁され、首都圏の私立中学入試はピークを迎えた。今春の首都圏の国私立中学の受験者数は昨年より約1000人増え、過去最多の5万3000人に上る見込み。
都心部の公立小学校では、この日、受験のために小6児童の7割が欠席するところもあり、過熱する中学受験ブームの“影”も浮き彫りにしている。東京・港区の区立小では1日、98人いる6年生のうち、7割を超える74人が欠席した。
欠席者の中には「風邪」を理由にした児童もいるが、ほとんどは「中学受験」。この学校では、毎年2月初めの出席人数が少ないのは恒例で、この日は、総合学習の時間に茶道教室を開き、出席した児童たちにお点前を体験させた。
ある杉並区内の区立小でも、6年生31人のうち10人が欠席。都内では、一クラスのうち3~4割の児童が登校しない学校も珍しくなくなっている。
首都圏の私立中では、優秀な児童を確保するために入試日程が前倒し傾向になるのを防ぐため、小学校の授業に影響を及ぼさないようにと紳士協定を結んでいる。
埼玉県では1月10日、千葉県では同20日に協定が解除されているが、東京と神奈川では2月1日から数日間に試験が集中する傾向があり、中学受験塾「四谷大塚」によると、この日は首都圏の私立中学294校のうち、69・3%に当たる204校で入試が行われた。
このうち、“御三家”として知られる麻布中(港区)では、300人の定員に対して、昨年並み1030人が試験に臨んだ。