「夜スぺ」始まる―杉並区公立中学
以前から話題になっていた、杉並区の中学校が塾講師を招いて行われる夜間授業「夜スペシャル(夜スぺ)」が昨日から始まったとの事。
これについては賛否両論あり、私も今のところ良いか悪いか断言する事は出来ませんが、公立が塾と手を組むってどうなんですかね?いずれにせよ、塾も生き残りに必死、首都圏では中高一貫私学が人気の中で公立中学も必死なのは伺えます。
この中学の校長も、民間出身なのですね。こういう人が考えそうな事です。学校(特に公立までも)がビジネス化して欲しくないのが本音です。
夜間授業:進学塾講師が教壇に 杉並・和田中で始まる
東京都杉並区立和田中学校(藤原和博校長)で26日午前、夜間授業「夜スペシャル」(夜スペ)が始まった。塾講師が、公立中で、有料の受験対策をする異例の試みで、都教委が一時再考を求めるなど波紋が広がった。土曜日のため授業は午前9時~11時半にあり、報道陣約40人が詰めかけた。
この日の科目は、英語。会場の視聴覚室で大手進学塾「サピックス」の男性講師が教壇に立った。問題が書かれたプリントを生徒11人に配り、授業を開始。最初の問題は、英語で書かれた「なぞなぞ」。頭の体操をした後「節分」を英語で説明する問題が出され、生徒は頭を悩ませながら一生懸命に答えを書き込んだ。
保護者代表の金子純代さんは「息子は塾に行きたがらなかったが『学校でやる授業なら行きたい』と意欲をみせてくれた。楽しんで勉強し、学力が伸びてくれたら」。受講した女子生徒は「面白い問題だったけど、難しくあまりできなかった」と苦笑いしていた。【三木幸治】
毎日新聞 2008年1月26日 11時12分 (最終更新時間 1月26日 11時19分)