高卒認定試験で採点ミス | 非常勤講師はつらいよ―私学非正規教員の本音と生活向上作戦

高卒認定試験で採点ミス

 いわゆる「新大検」ですよね。私達の世代では「大学入学検定試験(大検)」と呼ばれており、高校卒業していない人が大学入学するために、高卒と同等の資格を得るための試験です。いつの間にか名称(内容も?)変わっていましたが、しかし3年連続で採点ミスとはお粗末過ぎます。それによって勉強の計画も狂ってきます。まったく、この人達の将来を何と思っているのでしょうか!?なぜ最初にミスあった年に即対応していれば、こんなに多数に影響が出ずにすんだだろうに・・・

 それにしても、センター試験を間もなくに控えて、受験関係での不祥事 が多いですね・・・


高卒認定試験、3年連続採点ミス…600人前後に影響か

 文部科学省は28日、先月実施した「高校卒業程度認定(高卒認定)試験」で、「世界史A」を採点するコンピューターのミスにより、本来合格していた91人がこの科目の合格点に届かず、うち12人は、これが原因で認定試験自体も不合格になったと発表した。
 同様のミスは年2回実施される同試験で2005年度以降、合計6回起きており、文科省は、600人前後の受験生の合否に影響した可能性もあるとみて調査を急いでいる。

 不合格になった12人に対しては、すでに出願を締め切った大学入試センター試験を受験できるよう、来年1月7日まで出願期限を延ばすとともに、私立大などへの出願も、何らかの対応ができないか検討する。

 高卒認定試験は毎年8月と11月に実施され、合格するには、8科目または9科目のすべてで、100点満点中40点以上の合格点を取る必要がある。

 先月の試験は1万4940人が受験し、世界史Aは3867人が選択した。

 ミスが発覚したのは今月20日。同省のコンピューターシステムの更新に伴い、旧システムと照合していたところ、世界史Aの中で2問(計6点分)を、コンピューターが採点していなかったことがわかった。

 これによって91人が世界史Aで合格点に届かず、このうち12人は他の科目すべてで合格点を取っていたことも判明。このため同省は、28日午前、91人に世界史Aで合格点を得ていたと通知し、12人には認定試験合格の文書を送付した。

 認定試験の場合、一度合格点を取った科目は、次回の試験で受験しなくても良いため、同省は、残る5回分の世界史Aの受験生を早急に調査し、影響のあった受験生には年末年始のうちに通知したいとしている。

(2007年12月28日21時1分 読売新聞)


高卒認定試験採点ミス、今年度の影響は243人に
 文部科学省が先月実施した「高校卒業程度認定(高卒認定)試験」で、「世界史A」を採点するコンピューターのプログラムミスにより、本来合格するはずだった受験生が不合格になった問題で、同省は29日、8月の高卒認定試験でも、このミスにより、152人が「世界史A」で合格点に届かず、うち23人が認定試験自体に不合格になっていたと発表した。
 これで、今年度行われた2回の認定試験で、計243人の合否に影響があったことが判明した。

 同省では、2005、06年度に行われた計4回の認定試験についても調査を急いでいる。

(2007年12月29日22時45分 読売新聞)