ゴミはどっちだ!?―広島原爆の日に | 非常勤講師はつらいよ―私学非正規教員の本音と生活向上作戦

ゴミはどっちだ!?―広島原爆の日に

 今年もまた、「広島原爆の日」がやって来ました。この時期になると、戦争関連番組が放送されたり、新聞でも特集記事が組まれたりしますが、今年は少し前の某元大臣による「しょうがない発言 」も思い出してしまいます。

これに便乗してアメリカ側が、間もなく「原爆は正当だった」ともコメントしたようで、腹立たしくなったり・・・アメリカには絶対に、このように思わせてはいけない!

どんな理由であれ、簡単に命を奪うような事はあってはならないし、それを訴えていくのが日本の役目だと思う。


 そのような日に見付けてしまった以下の事件。



公園で寝ていた男性に火付ける 殺人未遂で少年5人逮捕

 公園のベンチで寝ていた男性の上にオイルの入ったポリ袋を置き、火を付け殺そうとしたとして、警視庁少年事件課は殺人未遂の疑いで、いずれも東京都北区に住むタイル工の少年(17)や私立高校1年の男子生徒(16)ら15~17歳の少年5人を逮捕した。

 5人は、公園にいたホームレスの女性(59)や別の男性(52)にオイルをかけて火を付ける行為を事件2日前から繰り返し、「ごみ掃除」と称していた。今回も男性をホームレスと思い込んで犯行に及んでおり、「ホームレスはいじめると追いかけてくるのが面白いし、警察にも通報しないからやった」と供述しているという。

 調べでは、5人は5月13日午後11時55分ごろ、北区の区立赤羽公園で、酒に酔ってベンチで寝ていた清掃作業員の男性(52)の腹の上に、ライター用オイル約90ミリリットルを入れたポリ袋を置いてライターで火を付けた疑い。火は全身に燃え移って男性は火だるまになり、近くの噴水に飛び込んで一命を取り留めたが、全身の3割が熱傷する大やけどを負った。

 目撃情報や防犯カメラの映像から、公園にたむろする5人が浮上した。

 主犯のタイル工の少年は中学時代からネコなどに虐待を繰り返し、友人を通じて知り合った4人も影響を受け、今年4月以降はホームレスに花火を向けるなどの行為にエスカレートした。

 少年は「ホームレスは公園で寝ているだけで世の中の役に立っていない。イヌ、ネコと同じで死んでもいい。ホームレスではない被害者には悪いことをしたが、ホームレスなら関係なかった」と供述しているという。

(2007/08/06 11:15)


 今日の夕刊にも、夕方や夜のニュースでもやっていましたが、末恐ろしくなってしまいました。 

これに関して早速コメント下さった方々への返信も兼ねて、感じた事を述べさせて頂きます。


気持ちとしては、黒川紀章を応援する者さんに同じです。

犯人は一人が17歳タイル工、他の4人は地元中学の元同級生(1人が無職15歳、3人が私立高校1年・・・誰かさんと同い年です)。以前からホームレス達を襲っていたようで、今回は、たまたま公園で休んでいた清掃作業員に火をつけるという極悪非道!!

近くに噴水があったから命は助かったというのは、せめてもの救いでした。とはいえこの被害者、皮膚の3割がダメになる大やけどはさぞ苦しいでしょう。

このガキども、を何だと思っているのか!!!!メラメラ(ですよね、あゆみ。さん)

彼らの言葉を借りれば、個人的には「15歳無職」が一番役に立っていないじゃん!と思う。17歳も高校に行っていないのだし、中学生に毛の生えたような高1も親の保護下の身分。そんな奴らに大人を評価する資格はない!

言葉汚くて申し訳ないのですが、「お前らこそ掃除されろ!」が本音であります。ただ立場上、そう言ってはおしまいなので、もう少し冷静な意見を。


 実は私が子供の頃、父が現実やテレビでホームレス(当時は浮浪者とか乞食と呼ばれていた)を見るたびに、
「こういう人は、真面目に働いてこなかった結果だ」とよく言っており、それが嫌でなりませんでした。もしかすると、彼らの親も同じような態度を取ってきたのかもしれません。
しかし先日 も触れましたが、最近は以前のように、真面目に勉強したり働いたりしても報われない時代。ある日突然、失職して家を失うというケースも報道されています(ネットカフェ難民も含め)。
そう考えると、この方々も事情があったのかもしれないと思うし「明日は我が身」という不安さえあるのです。

 自分も仕事柄この年代と接したり、ネットなどでのやり取りを見て感じたのは、自分達とは違う考えや境遇の人々を、否定もしくは排除しようとする若者が増えたかと。
様々な人々を受け入れられるような広い心を持ってもらいたいものですが・・・あとは「死ね」という言葉を簡単に口にし過ぎです。

この原因は一概には言えないでしょうが、kumaoohooさんのご意見は一理あると思います。
自分もなかなか実践出来ていないため、偉そうな事は言えないのですが、最近は保護者などもうるさいし、キレる子供もいたりして、学校でも必要な体罰すら出来なくなっています。
おっしゃる通り、私達の世代にとって、教師は恐れ多くて近づけないような存在でした。自分の出身校では、むしろ親や生徒が教師に嫌われないよう、ご機嫌を伺っていたくらいです。(うちら一番損な世代じゃん!)
実際に生徒と接してみると思い通りにはいきませんが、私も「目には目を」的な考えなんですよ。
また今時の子供は、仲間とけんかもしなくなったり、一人っ子も増え兄弟との争いというのも減っていますからね。昔はこういう所からも痛みを覚えていったとか。
そんな時代だからこそ、許されない事をした時には、特に言葉で叱っても解らなければ、痛い目に遭わせてやる必要もあるかと思います。

未成年は、どんな酷い事をしても少年法で保護されてしまうのが癪ですが、こういう連中には出来る限りの厳罰を下してもらいたいものです。