お騒がせの人々、それぞれの処分
赤城農林水産大臣が、遂に辞任。事実上の更迭との事。「ようやく」というか、もっと早く決断すべきであった。それよりも、領収書の件でのきちんと説明と謝罪の方が必要ですが。
先日の参議院戦での惨敗という結果が示す、安倍内閣ひいては自民党への不信感の要因は色々あれど、この人のために最も印象を悪くしてしまったように感じる。
それにしても、安倍首相は続投のつもりですか・・・このような人選をしてきた安倍さんにも責任はあると思う。
繰り返しになりますが、大臣だけでなくタレント立候補者を見ても人を見る目のなさは明らかですし、苦労知らずのお坊ちゃん気質から来ると思われる決断力の無さや勘違いな改革案など、このまま続けてもますます信用を失うのは分からないのか?内閣改造しても無駄でしょう。
舛添さんが批判的意見を出しているのがしばしば見られますが、きっとイライラしていると思います。舛添首相を希望する声
もあるようです。
赤城農水相を更迭 安倍内閣、交代4人目
2007年08月01日12時20分
赤城徳彦農林水産相=衆院茨城1区選出=は1日、首相官邸に安倍首相を訪ね、自らの政治資金をめぐる問題を受けて辞表を提出し、首相は受理した。首相が赤城氏を官邸に呼んでおり、事実上、更迭した形だ。自民党内では、赤城氏に対して参院選惨敗の責任を問う声が噴出。政権へのこれ以上のダメージ拡大を抑えるため早期の更迭が必要だと判断した。後任は置かず、若林環境相が兼任する。安倍政権発足以来10カ月あまりで4人目の閣僚交代となり、首相の政権運営能力の問題が改めて鮮明になった。
赤城氏は辞表提出後、首相官邸で記者団に「今般の参院選で私に関する報道等があった。そのことで選挙戦に影響を与え、与党の敗北の一因になったことは紛れもない事実だ。大変申し訳なく思っている。職を辞することでけじめをつけたい」と語った。そのうえで、疑惑を晴らすため直ちに領収書を公開するかどうかについては「規約をつくるようにと(自民党に)総理から指示があったので、その規約、決まりに沿って対応していきたい」と述べ、明言を避けた。
塩崎官房長官は同日の記者会見で「総理が任命をしているわけだから、当然、責任は自らにあるということは繰り返し申し上げている」と語った。ただ、参院選前に問題が表面化したにもかかわらず対処できないまま選挙戦に突入し、自民党の歴史的大敗を招いた対応のまずさに、首相の資質を問う声が強まることは確実だ。
赤城氏は6月初め、自殺した松岡利勝前農水相の後を受けて就任した。直後に、赤城氏の資金管理団体が農林関係団体から寄付を受けながら政治資金収支報告書に記載していないことが判明。7月には、赤城氏を支援する政治団体「赤城徳彦後援会」が実家を主たる事務所として届け出て、05年までの10年間で計9000万円の経常経費を計上していた問題や、政治活動費を二重計上していた問題などが次々に明らかになった。
これに対し、赤城氏はこれまで「事務所は初当選以来、後援会活動の拠点だ。付け替えや架空のものの計上は全くない」「後援会の収支報告書に事務処理上のミスがあった」などと釈明を繰り返してきたが、参院選を通じて野党各党はいっせいに辞任を要求していた。
一方、首相は当初、「大臣はしっかり説明したと聞いている」と辞任要求を拒否し、問題視しない考えを表明。ただ、参院選後の31日の自民党総務会で「赤城さんは(大臣の)資格がない。即刻辞任してもらいたい」(深谷隆司・元通産相)と辞任要求が出るなど、党内の批判は強まっていた。首相は同日、記者団に「赤城農水相を含め人心を一新していく」と述べ、約1カ月後に予定している内閣改造で再任しない考えを示していた。
昨年末には、実態のない事務所を政治団体の所在地として届け出ていた佐田玄一郎行政改革担当相が辞任。松岡氏も資金管理団体の事務所費の不透明な支出など「政治とカネ」の問題を抱えていたため、赤城氏の任命に際して官邸側は「『政治とカネ』は国民が注目しているので、そういう観点も考慮に入れながらお願いをしている」(塩崎長官)として政治資金を調査したことを強調していた。首相自身もその点を認めていた。
閣僚交代が4人に上ったことで「論功行賞」が目立った安倍内閣の人選の不手際が一層浮き彫りになり、今月下旬にも行われる内閣改造への影響は必至の状況だ。
サッカー大好き身勝手横綱朝青龍に批難の声殺到
横綱・朝青龍(26=高砂部屋)に仮病疑惑が浮上し、26日、非難の声が集中した.......... ≪続きを読む≫
骨折による夏巡業の休場を認められながら、母国モンゴルでサッカーをした事で波紋を呼んだ朝青龍の処分が決まった。2場所(秋・九州)連続出場停止と謹慎、そして30%の減俸。師匠の高砂親方も減俸処分を受けた。
あの協会にしては、かなりの決断だ。せっかく白鵬が昇進して両横綱が揃ったというのに、残念だし今後のチケットの売れ行きなどにも大きく影響するだろうが、個人的には、この処分は妥当だと思っている。「甘い」という声も多いようだが。
ただ、これは本人や師匠だけでなく、これまでの彼の問題行動にもきちんと指導出来なかった、理事長を始めとする他の関係者にも責任はあると思う。
その組織のトップが責任を取らない点では安倍首相と共通するものがあるが、それでも遅すぎない時期に思い切った対処をした事を思えば、首相より良いでしょう。
日本相撲協会は1日、東京・両国国技館で緊急理事会を開き、「腰の疲労骨折」などとする診断書を提出して夏巡業の休場を申し出ながら、故郷のモンゴルでサッカーに興じた横綱朝青龍(26)=本名・ドルゴルスレン・ダグワドルジ、高砂部屋=に、9月の秋場所と11月の九州場所の2場所出場停止、九州場所千秋楽までの謹慎、4カ月間30%減俸の処分を下した。横綱への出場停止処分は史上初。また、師匠の高砂親方(51)=元大関朝潮=にも監督不行き届きとして4カ月間30%の減俸処分が科された。
高砂親方から電話で処分内容を知らされた朝青龍は「真摯(しんし)に受け止める。治療しながら(九州場所後の)12月の巡業に間に合うように備えていく」とコメント。高砂親方は「朝青龍も私も反省している。21度の優勝を無駄にしないためにも前向きにやるしかない」と述べた。
朝青龍は名古屋場所を21度目の優勝で飾った後、「左ひじ内側側副靱帯(じんたい)損傷や第5腰椎疲労骨折で全治6週間」とする診断書を提出。3日から始まる夏巡業の休場を申し出て、モンゴルへ帰国した。しかし、7月25日に元日本代表の中田英寿氏らとサッカーのイベントに参加している映像が日本のテレビでも流されて批判が噴出。巡業の勧進元やファンからの苦情が協会に殺到するなどしていた。
織田信成に3カ月の出場停止処分 酒気帯び運転で
出場を予定していた11月の主要国際大会、グランプリシリーズ2試合には派遣されないが、世界選手権代表を決める12月26-28日の全日本選手権(大阪)には出場できる。
また、年内は連盟の特別強化指定選手を解除して強化費を支給せず、エキシビションやアイスショーへの出演も禁止する。この日、連盟の橋本聖子会長が本人を東京に呼んで通告するとともに、処分期間中は社会奉仕活動も行うよう指導した。
織田選手は大学を通じて「厳粛に受け止めている。この機会にあらためて深くおわび申し上げます」とコメントした。
織田選手は7月27日未明にミニバイクで大阪府高槻市内の自宅に帰る途中、飲酒検問で摘発された。