新潟地震から1週間、そして合格者水増し問題続報 | 非常勤講師はつらいよ―私学非正規教員の本音と生活向上作戦

新潟地震から1週間、そして合格者水増し問題続報

新潟県中越沖地震 エコノミークラス症候群が問題に
 新潟県中越沖地震から約1週間。死者は10人に上り、被災地では3000人近くの人々が不自由な避難所生活を強いられている。.......... ≪続きを読む≫

 長く続いた涼しい雨の日から、ようやく夏らしくなってきた感じです。

新潟の地震 から1週間、現地の方々は避難所での生活に心身の参り方は想像を絶するようです。エコノミークラス症候群 なども問題になっています。

1兆5千億円という被害総額 にもびっくりです。柏崎原発の火災などもありますし・・・

一方で、高校野球県予選が再開し、一部の喫茶店も再開店したりなどし、人々に元気を与えているように思います。


本日、わずかながら郵便局にて義援金を振り込んで参りました。

テレビでは、ドラえもん募金やカンガルー募金など、電話をかけて105円が引き落とされる、といった手軽なシステムも紹介されていますが、消費税など取られず、支払った分がすべて被災地に送られた方が良いですからね。



 話は変わりますが、私立高校による大学合格者水増し問題更にいくつかの学校で発覚したとの事です。

これらの学校では、一人あたり6~10校を受験させたそうなので、大阪学芸高ほど極端ではないとはいえ、複数の生徒に依頼し受験料も負担していたゆえ、やはり毎年100万ほどを費やしていたわけで・・・

しかも、教職員の親睦会費って!?これは、職員室のお茶・洗剤などの日用品を買ったり、教員内の行事などの歳の費用として、各教員から徴収するお金なんですけど!

これに関して、全国的に調査が入るようです。何だか、昨年の必修漏れ騒動に似た雰囲気になってきました。あの件でも、言いたい事は色々あるのですがね。


私立高校の合格水増し 大阪、兵庫の3校も

 大阪市内の私立高校で、大学入試センター試験 の結果だけで合否が決まる制度を利用し、学校側が受験料を負担して成績優秀な生徒に有名校を受験させて合格実績を“水増し”していた問題で、新たに大阪府内の1校、兵庫県内の2校でも同様の方法で生徒に受験させていたことが23日、わかった。
 履正社(大阪府豊中市)と仁川学院(兵庫県西宮市)、神戸学院大付属(神戸市)の私立3高校。
 仁川学院(永尾稔校長)などによると、1月のセンター試験 前に、国公立大や有名私大への進学を目指す特進コースの生徒7人に「関関同立」大や甲南大を受験するよう依頼。計約50学部・学科に出願させた。7人は同校の5私大合格実績の約2割にあたる計28学部・学科に合格。受験費用約100万円は校長が私費で負担した。合格実績を上げるために4年前から行っているといい、今後は中止する方針。
 また神戸学院大付属では16年に1人(2学部)、18年に2人(7学部)、19年には2人(14学部)の生徒が関関同立大 を受験し、ほとんどが合格。受験料計41万4000円は教職員の親睦(しんぼく)会費で負担したという。山本康信校長は「合格実績を上げたかった」と説明している。
 一方履正社では、8年前から毎年5~十数人の生徒の受験料を負担。センター試験 方式と一般受験方式の両方で、1人あたり2~10学部・学科に出願していた。村瀬典弘校長は「経済的に苦しい生徒もおり、奨学金的な意味で受験料を負担している。あくまで進路保証で、合格実績の水増しとは思っていない」と強調。出願先は生徒の希望に沿い、関関同立大 のほか早稲田、慶応大なども含まれるという。
 この問題をめぐっては、大阪学芸高校(大阪市)が成績優秀な男子生徒1人に、関関同立大 の73学部・学科を受験させ、合格後、激励金などを贈ったことが明らかになっている。


合格者水増し 神戸龍谷など新たに3校判明

 私立の神戸龍谷高校(神戸市)と神戸常盤女子高校(同)、兵庫県播磨高校(姫路市)が、特定の生徒の大学入試受験料を負担して、有名私大を受験させていたことが二十三日、分かった。これまでに県内の私学二校が、同様の方法を採っていたことが判明している。

 神戸龍谷高校によると、大学入試センター試験の結果だけで合否判定する私大の入試制度を利用し、二〇〇三年から五年で計五十三人の生徒が三百学部・学科に出願し、百八十学部・学科で合格した。学校側は受験料計五百六十八万六千円を負担した。

 同校は「モニター制度」として、センター試験で有名私大に合格の可能性がある生徒を選び、依頼。森功教頭は「受験意欲の喚起と指導の情報収集のためで、合格者数を稼ぐ目的ではない。今後も続ける」としている。

 神戸常盤女子高校は、〇六年、〇七年の二年で生徒十二人の受験料計二十八万五千円を負担し、計四学部・学科で合格。兵庫県播磨高校は今春、センター試験と一般入試で生徒一人の受験料計七大学九学部分を負担し、生徒はすべて合格した。同校は「進学のノウハウが乏しく、独自のデータを集めるため協力を求めた」としている。