ゴルフ界にスーパー高校生誕生!!??
昨日の朝、出掛けに、男子ゴルフ大会にて高校1年生が優勝、これまでの世界最年少記録を大きく更新したというニュースが目に飛び込みました。
ゴルフというと、数年前までは「オジサンのスポーツ」のイメージが強かったが、それゆえ、中年の方々に与える希望も大きかったような気がする。
というのもスポーツ界は、若くして活躍し、一般社会では働き盛りの年代に引退。もう私達の年代では、現役で続けている選手もわずかになってきました。
当時、知り合いの40代の方は
「自分と同世代のスポーツ選手というと、もうゴルフくらいしかいない」
と仰せでしたが、その後、女子ゴルフ界では、宮里藍・横峯さくらなどといった若手が頭角を現し、ゴルフ人気にも大きく貢献した一方で、
個人的には、「中年の希望」であった世界も若者に人気・実力を奪われた感じがして、どこか寂しさを覚えていた。
そうしたら、ついに男子には、それ以上に若いスターが現れたんですねー我々やそれ以上の世代は、どんどん追いやられていきますよ(-_-;)
しかし高1ですかー誰かさんや誰かさん達と同い年じゃん(汗)
しかも気が付けば「ハニカミ王子」なるあだ名までついていた!(・O・;)しかし、世間は「王子」というネーミングが好きですねぇ。
先程も「ニュースステーション」に少し出ていましたが、それを見た母「この子かわいいわよ」と言っていましたよ(^o^;)
マスコミもさっそく取り上げているようですが、あまり騒ぎ立て過ぎないよう、本人の希望通り「普通の高校生」生活を送らせてあげて欲しいものです。
【国内男子】ウッズ超えた天才!石川遼が世界最年少15歳V
まさしく、スーパー高校生。石川は17番でバンカーからの第2打を直接カップインさせるバーディーで、観客の大拍手を浴びた(撮影・高井良治)マンシングウェアKSBカップ最終日(20日、岡山・東児が丘マリンヒルズGC、7072ヤード、パー72)男子ゴルフ界にシンデレラボーイが誕生した。主催者推薦で出場したアマチュアの石川遼(15)=東京・杉並学院高1年=が通算12アンダーで初優勝を遂げた。15歳8カ月でのツアー優勝は、国内はもちろん、海外にも前例がない。高校生の優勝も初めて。なにもかも記録破りの快挙に、1打差の2位に終わった宮本勝昌(34)を筆頭に、並み居るプロ勢は顔色を失った。
シンデレラボーイは、夢の世界にいた。
3打差でプレーオフの可能性を残していた宮里聖志が、最終18番(パー5)の第2打、奇跡的なアルバトロスがならなかった瞬間、石川の優勝が決まった。
「…マジで?」
途方もない快挙に、15歳の高校1年生は、それ以上の言葉が出なかった。通算12アンダー。ゴルフ界に新たな歴史を刻み込んだ。
「後続組の状況待ちっていうこともあって、優勝した実感がありません。優勝スピーチのときも涙は出たけど…。信じられない。高校3年間のうちに、ツアーで優勝したいと思っていたけど、しちゃいましたね」
幼少のころはぜんそく持ち。両親の「少しでも体が丈夫になるように」という願いで水泳教室に通った。埼玉・松伏2中では「瞬発力をつけよう」と陸上部に所属。短距離選手として走り回った。
さらに、陸上部の練習後は毎日4時間、自宅近くのゴルフ練習場でクラブを振り込んだ。その結果、3年間でドライバー平均飛距離が200ヤードから280ヤードに大幅アップした。
4月から東京・杉並学院高に進学した。松伏町の自宅からは片道2時間の通学時間を要するが、ナイター設備を整えた同校のゴルフ練習場で汗を流す。帰宅後も自宅近くで練習を続けている。
この大会は最終予選会での好成績(アマ32人中トップ)が認められ、主催者推薦で出場。5、15番で測定したドライバー平均飛距離は299.13ヤード。飛ばし屋ぞろいのプロに混じって、堂々3位に入った。
小技も切れる。グリーン周りからの巧みなアプローチで、何度もパーセーブを重ねた。加えて、強気なパッティング。同組で回った久保谷健一が「カップを外しても、すべてオーバー。1度もショートはなかった」と舌を巻いたほどだ。
大会第1日が悪天候のため中止になった影響で、最終日は2ラウンド36ホールの長丁場となったが、大学生キャディーの塘田(とうだ)隼也さん(20)が「強気でいこう」と励ましてくれた。
最大のドラマは最終ラウンドの17番(パー3)。グリーン左バンカーからの第2打が、直接カップインのバーディー。思わずバンザイのポーズが出た。
「世界中で好かれるゴルファーになりたい。プロ転向は、まだ考えていません。日本アマも勝ちたいし…。タイガー・ウッズが目標です」
そのタイガーを思わせる豪快なスイング。15歳の高校生が、映画でも描けない夢物語を実現した。
(冨士原憲昭)
■石川 遼(いしかわ・りょう)
★生まれ 1991(平成3)年9月17日、埼玉県生まれ、15歳
★学歴 埼玉・松伏小学校→松伏第2中学を経て今春、東京・杉並学院高に進学
★ゴルフ歴 小学1年のとき、父・勝美さんの指導でゴルフを始め、中学2年時に全国中学校ゴルフ選手権、関東中学校選手権を優勝。06年は国体(少年男子の部)で4位
★昔は病弱 5歳から小学高学年までは、ぜん息持ち(常に薬を服用していた)だった
★得意クラブ ドライバー(この大会の平均飛距離299.13ヤード=3位)
★好きな選手 タイガー・ウッズ
★家族 両親と妹、弟
★からだ 1メートル67、58キロ
◆母の由紀子さん(39)
「優勝なんて、信じられません。自分の子じゃないみたい。予選を通過できただけで十分だったのに…」
■プロ転向は?
石川遼は、すでに義務教育期間を過ぎているため、日本ゴルフツアー機構(JGTO)トーナメント規程によって、即座にプロ転向が可能だ。今週にもJGTOにツアーメンバー登録を行えば、次戦から「プロ」として賞金を稼ぐことができ、今季の残り試合と、来年から2年間(09年シーズン終了まで)のシード権を保持できる。
■優勝賞金は?
石川はアマチュア選手なので、賞金はもらえない。このため、2位の宮本勝昌が優勝賞金2000万円を獲得する。
◆通算3アンダーで24位の尾崎将司
「練習を見たけど、素晴らしいな。飛距離が出ていた」
◆日本ゴルフツアー機構・島田幸作会長
「ゴルフ界に刺激を与える意味で、すごいこと。15歳でこんなことができるなんて、考えられない。プロの選手が刺激を受けてくれればいい」
◆石川の父・勝美さん(50)
「おとなしい子で、とくに技術的なことは教えていません。ただ、誰よりも一生懸命にやれ、と言い聞かせてきました。一番幼い(15歳)から36ホールで勝てたんでしょうか」