ああ、やっぱり・・・「赤ちゃんポスト」に男児置き去り
「赤ちゃんポスト」運用初日に想定外の3歳児
親が養育できない新生児を匿名で託す熊本市の慈恵病院(蓮田晶一院長)の「赤ちゃんポスト(こうのとりのゆりかご)」に、運用初日の今月10日、3歳とみられる男児が預けられていたことが15日、わかった。
男児は、父親に連れて来られて赤ちゃんポストに入れられたと話しているという。熊本県警は保護責任者遺棄罪に当たるかどうか調べている。想定していた「赤ちゃん」ではなかったことで、「養育放棄を助長しかねない」との声が強まりそうだ。
関係者によると、男児が預けられたのは、運用を開始した10日正午の2、3時間後らしい。男児は名前を名乗り、3歳と話している。話の内容から、熊本県外から連れて来られたとみられる。健康状態は良好で、身元を示すものはないという。県警は男児の身元を特定したうえで、保護者から事情を聞く方針。
蓮田太二副院長は「医療人としてコメントできない」との談話を発表した。赤ちゃんポスト設置を許可した熊本市も「児童福祉法や市情報公開条例に基づき、子どもの人権を守る立場にある」として「コメントできない」と話している。
「赤ちゃんポスト」については「失われる命を救う試み」と容認の声がある一方で、「養育放棄を助長する」との反対意見も根強い。このため、病院は「預ける前に、まず悩みを相談してほしい」と呼びかけていた。
赤ちゃんポストは病院1階の新生児相談室に設けられている。壁に扉(縦50センチ、横60センチ)があり、外側から扉を開け、室内の保育器に子どもを入れる仕組み。扉が開くとナースステーションのブザーが鳴り、相談室の監視カメラが保育器を映し出し、助産師や医師が駆けつける。
病院側は警察や市、児童相談所に連絡する。新生児は乳児院へ移され、原則2歳まで育てられる。その後は児童養護施設に収容される。
事情があって産まれた子を育てられない人のために、熊本の病院で設置が検討されているとの事だが・・・
「生まれてきた命を犠牲にしない」という点では、その気持ちも理解出来ないわけではない。中絶されたり、生まれても虐待などで死んでしまう事を考えれば、確かに命は救える。
しかし、これは「赤ちゃんの捨て場所」にならないだろうか?つまり、安易な気持ちで「できちゃった」子を置き去りにする親が現れるかもしれない事を危惧する。そして、そういう子供をが何人も預けられた場合に、その子達を育てる環境は整うのだろうか?
もし育てられないならば、子供を作らないようにする事が先決ではないか?
これは自分にも言える事だが、まずは子を産める世代が正しい性の知識を身につけていかねばならないと思う。
親の勝手な行為で一番の悲劇に遭うのは、子供なのだから・・・
しかし、これを認めてしまうと、今後の若い(とは限らないかもしれませんが)男女による軽はずみな行為を助長するような気がしてなりません。「できて」しまっても甘えられる場があると。