タミフル | 非常勤講師はつらいよ―私学非正規教員の本音と生活向上作戦

タミフル

 名前はよく聞いていたが、インフルエンザの薬との事。そのタミフルで今日、中2の男子生徒がマンションから転落死する事故が起きた。

しかも先日は、インフルエンザでタミフルを服用した女子中学生(こちらも2年)が、やはり転落死したという。相次ぐ若い(中学生の)死には何とも胸が痛む。


この薬、一般名をリン酸オセタミルビルといい、日本では2001年からの販売との事だから、まだ新しい。しかも、これまでもタミフル服用後の死亡事故がかなり報告されているという。

夕刊では、3年前に親の留守中に家を出てトラックに引かれて死亡した当時17歳の長男と、タミフルを飲んで発作を起こした事がある(この間の記憶はない)という16歳の青年のケースも紹介されていた。幻覚症状が起きていると思われる。

にも関わらず、厚生労働省の研究では、服用者と非服用者での異常行動の発生率に統計的に明確な差はなかったとし、タミフルと死亡との因果関係を否定しているという。

確かに科学的な研究においては、統計処理をして有意に(十分に)差があるかを検討する。しかし、このように実際に相次いで死亡事故が起きているのであり、人のに関わっているのだから、このままにして良いはずがない!病気を治療するはずの薬のはずが、その副作用で命を落としては元も子もない。

国は、こうした事例を深刻に受け止め、早急に手を打ってもらいたいものである。

タミフル服用の中2男子、マンションから転落死 仙台

2007年02月27日11時58分

 27日午前1時20分ごろ、仙台市宮城野区福田町1丁目のマンションに住む女性(41)から「息子が転落した」と110番通報があった。仙台東署員が駆けつけたところ、11階に住む中学2年(14)の男子生徒が地上の駐車場に倒れており、全身打撲で収容先の病院で死亡が確認された。男子生徒はインフルエンザ治療薬「タミフル」を服用していた。


 調べによると、男子生徒は前日の26日から風邪で学校を休み、「タミフル」などを飲んでいたが、同夜、「トイレに行く」と言い残して玄関から出て行ったという。不審に思った母親が後を追ったところ、少年は外廊下の高さ約1.3メートルの手すりに足をかけており、声をかけたがそのまま地上の駐車場に転落した。

 同署で転落原因を調べている。


 男子生徒は26日朝、市内の医院でインフルエンザと診断され、午前中と午後6時にタミフルを1錠ずつと、解熱剤を服用したという。この医院の院長(52)によると、熱が38度9分あり、「首が痛い」と訴えたため、タミフルを5日分処方したという。


 男子生徒は母親と兄、会社員の父親の4人家族。同じマンションに住む女性は「(少年は)いつもお母さんの買い物についていってあげる、優しい子。友だちとも仲良しで自分から飛び降りるような子ではない」と声を震わせながら話した。


 今月16日にも、愛知県蒲郡市のマンションから中学2年の女子生徒(14)が転落死したとみられる事故が発生したが、県警の調べで、女子生徒は同日にインフルエンザとの診断を受けてタミフルを含む複数の薬を処方され、タミフルを服用した形跡があることがわかっている。

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 〈キーワード:タミフル〉 成分を表す一般名リン酸オセルタミビル。A型とB型のインフルエンザの治療薬として、01年から日本で販売された。中外製薬がスイスの製薬会社から輸入している。カプセルとドライシロップがあり、成人の場合、1回75ミリグラムを1日2回、5日間投与する。予防薬としても使え、新型インフルエンザに対応するため、国などが備蓄を進めている。



タミフル服用中学生転落死 タミフルは原因でない
 抗インフルエンザウイルス薬タミフルを服用した中学生がマンションから転落死する事故が相次いで報告され、タミフルの危険性が疑問視されている.......... ≪続きを読む≫