ジョンベネ事件の犯人逮捕!? | 非常勤講師はつらいよ―私学非正規教員の本音と生活向上作戦

ジョンベネ事件の犯人逮捕!?

 10年前にアメリカ国内のみならず、日本までを騒がせた「ジョンベネちゃん殺人事件」。昨日、犯人とされる男が逮捕(しかもタイで)された事で、再び話題に上がった。
その名前と写真を見た時「そういえば、そんな事があったな」と思い出された。

1996年、全米の美少女コンテストの常連だったジョンベネ・ラムジーという名の、当時6歳だった少女。クリスマスの翌日(12月26日)に自宅地下室で遺体となって発見、と大きく報道された。
そして、犯人は地下への侵入方法を知っている内部の者の犯行ではとか何とかで、いつの間にか忘れ去ってしまっていた。
当時、彼女が大人びた衣装を着て歌ったり踊ったりポーズを取ったりしている映像を見て「マセた生意気なガキだなあ」とか(苦笑)、事件に関しても「外国の小さい子供の事で、なぜそんなに大騒ぎするのか?」と思ってしまったものだ。

しかし自分も、これだけの年月を経ると感じ方が変わっている。
ご両親は犯人と疑われて10年を過ごし、その間に父親は職を失い、母親は今年になって癌で亡くなったとは・・・何とも痛ましいものです。
今回「犯人」が逮捕されたと、アメリカも日本もいくらか安堵の気持ちが起こったが、今日になってその男の供述などには矛盾点があるようで、慎重になってきている。


このジョー・マーク・カーという男、元小学校教師で41歳。この事件の犯人かどうかは別としても、性犯罪の前科ありとの事。教員免許を剥奪されてからは国外で英語の家庭教師を行い、タイにも頻繁に入国していたようだ。
外国の事件ながら「また教師?」と思わずにはいられなかった。
日本でも時々、教師の不祥事を聞くたびに残念で情けなかったが、まさか外国でもそうなんですか!?
ただでさえ、多感な時期の子供達を預かる仕事なのに・・・生徒も親も、安心して任せられないではないですか!


また、今年になってから、日本でも子供が被害者となる殺人事件が複数あった。特に、少女の場合は性的虐待である場合が多い。
自分も教員のはしくれとして中高生の女の子と接するようになってからは、犯人が誰にせよ、少女(特に中学生以下)への暴行事件というものへの怒りが強くなったと感じる。
まだ心も幼く体も未発達な女の子をこんな形で傷つけるとは何事だ!!!!(怒怒怒)
こういう男どもの曲がった欲望のために、相手の少女の体だけでなく心も傷つけるんだよ。本当に許し難いです!
どの犯罪もそうだが、性犯罪もまた再犯が多いらしい。こういう者は厳しく罰せられると共に、更なる被害が起こらないための情報公開などは出来ないものだろうか?

この事件も、ジョンベネちゃんの遺体や衣服に犯人の○液が付着していたなど性的虐待の跡があった事も、当時の自分にも生々しく記憶に残った。
真相解明へは、まだまだ疑問が多いようだが、納得のいくような解決と適切な裁きを期待したい。


それと、生意気かつ不謹慎な言い方かもしれないが、親達にも少しは責任があったと思う。

なぜなら、あんな大人びた格好をさせてコンテストに出場させ、その姿を全国に晒したのだから。それでコンテストの常連となれば多くの人々の関心を引き、そういう者の目に留まらないはずがないだろうに・・・自分達の娘をめいっぱいおしゃれさせて自慢したい気持ちもあったのだろうが、もっと子供らしい事をさせてあげて普通に過ごしていれば、こんな悲劇が起こるリスクは低かったのではなかろうか?


彼女も生きていれば16歳、高校生のはずだ。
自分も現在、彼女と年の近い子達と接している身としては、彼女らを始め日本中、いや世界中の少女達がこうした被害に巻き込まれない事を切に願う。