Shall we ダンス?
昨夜また放送されました。この映画、時々テレビに登場しますが、そのたびに見てしまいます。
面白くもあり、美しさあり、人々(特に中年以上の方々)への温かい眼差しも感じられ、個人的には邦画の最高傑作と感じています。
上映からもう10年も経つのか・・・日本の映画賞を総なめにし、社交ダンスブームの火付け役となった映画でした。
昨年は、アメリカでのリメイク版も作られましたね。見たかったのですが、忙しくて叶わず。。。
この映画は、ストーリーを楽しむのもさることながら、竹中直人・渡辺えり子さんなどの達者な演技に大笑いしたり、現役バレリーナ・草刈民代さんの美しさに惹き付けられたりする、というのがこれまでの鑑賞スタイルでしたが・・・
今回は、少し違う所にも目がいきました。というのは、草刈民代演じる舞先生の心の変化です。
世界レベルの競技ダンス大会への出場経験もありながら、教室経営者の父親に命じられて嫌々教えている。アクシデントによって競技で思うような結果を残せずに不満、そして
「トップレベルのダンサーの私が、何でこんな場末のダンス教室で教えなきゃいけないの?」
と文句。だから、主人公・杉山を始めとする教室の生徒にも冷たい。
しかし、彼らの大会出場に向けての特訓を行ううちに、彼女の表情が変わり、いつの間にか楽しく熱を入れて指導しているのである。
踊る事の楽しさを見い出すと共に、パートナーを思いやる気持ちを教えられ、再び世界に挑戦する―分野は違っても、こうした気持ちが最近の自分に似ていると思ったのであります。つまり、
教える事で、教える側も成長する。
実は私、大学では研究者を夢見て勉強に励み、大学院にも進学しました。
しかし突然、博士課程進学への道が閉ざされてしまったのです(;;)
終了後の昨年度は、たまたま話のあった高校の非常勤講師を引き受けた流れで今に至っているのですが、最初の頃は
「○○大学や△△の大学院で努力してきたし、順調にいけば今頃はドクターに進んでいたはずなのに」という思いがあった。
しかし私も、いつの間にか気持ちが変わっており、終わってみれば、色々勉強になりました。詳細は後日にしますが、教える事で自分も成長していたのです。
そして、もっとポジティブに自分の希望に向けても努力したいという気持ちも沸いてきました。
・・・と、最近はテレビを見ても、教育や自分と結びつけてしまう(^_^;
などと最後まで見ていたら、もう11時半!しまった「チャングム」が始まっていた(汗)
ああ、ハン尚宮がチェゴサングンに任命された場面を見逃してしまった(>_<)
現チェゴサングン様、生真面目なハン尚宮様に良いこと仰せだったなあ。
「料理よりも、人との関係が難しい」とか「もう少し肩の力を抜いた方がいい」など、まるで自分に言われているようだった(苦笑)
そういえば「女王の教室」の2日目の感想もまだだった。。