【時事】ヤクザ屋さんにも冬の時代!? | さすらいびとの徒然漂流記

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「暴力団排除条例」が遂に全国で施行されたね.



社説:暴力団排除条例 包囲網を生かしたい - 毎日jp(毎日新聞)



そんな中,こんなインタビュー記事が公開されたね.

【山口組組長 一問一答】(上)全国で暴排条例施行「異様な時代が来た」

【山口組組長 一問一答】(下)芸能界との関係「恩恵受けること一つもない」



更に,この条例に対して疑問を投げかけた記事も.


【暴力団排除条例】ただ排除すればいいってものでもない - ガジェット通信



インタビューの内容がどこまでが本当なのか

というのはあるけど,最後のサイトにある記事は

うなずけるものがある.



まずは,「暴力団」の定義.

これをはっきりしないことにはどうしようもない.

最近はあまり目立っていないが,警察も不祥事を

連発する組織であることを忘れてはならないし,

政治家や官僚に至っては更に信頼はされていない.


ライバル企業を追い落とすために信用が薄い企業や

元暴力団がいる会社などを使ってプロパガンダを

起こせるようでは問題.


兎に角,みんなが納得できる定義とその定義が

簡単に変えられないようにする必要がある.



もう一つは排除された暴力団構成員たちの身の振り.

いわゆる落伍者的な人なのだから,普通に職に

就けばいいなどと言うのはばかげている.

それができなかったから,今のようになっていると

考えるとそれをどうするのかということがある.


この不景気で暴力団にならなくてもホームレスに

なっている人はたくさんいるのだから,

これはそう簡単にはいかない.


そうなるとインタビューやガジェット通信の記事に

あるようにまとまっていた人が分散してそれぞれが

地下に潜ってしまうだけという結果にもなりかねない.

そうなると,気が付いたらマンションの隣で銃撃戦

なんてことにもなりかねない.


本当は排除と同時にケアもしなければいけなかったのでは

と思わずにはいられない.



個人的には完全に悪のない社会なんていうものは

人類史上なかったわけだし,必要悪的なものが

あっても仕方ないんだと考えている.


理想的にはいわゆる「任侠」や映画などにある政府の

非公式な非合法組織のようなものとして生き残れる方が

歯止めが利かない悪が全く目の届かない闇の深くで

横行するよりも良いのではないかと思っている.



光が輝き過ぎると闇もまたより暗くなる

というのが今の人類の限界なのではないだろうか.