人間転送装置 | さすらいびとの徒然漂流記

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空想妄想第2弾は


「人間転送装置ってどうよ」


って話.


まずはやり方だけど,

理論的にはこんな感じかな.

  1. 転送元で本人のすべての情報を解析
  2. 転送先に情報を送信
  3. 転送元の本人を分解
  4. 転送先で情報を受信
  5. 転送先で本人を再合成

3と4,5は並行処理になるけど.


で,この過程を見るといくつか気になることが…


まず,分解をしなかったらどうなるのかということ.

これってコピーが作れるってことだよね.



更に,複数の地点で再合成したらってこと.

これも複数の場所にコピーができるよね.

そして,これに記憶の仕組みが分かればマージすると

まさに並行処理ができると.



もっともこの装置ができる事で最大の問題は

人の死


情報を保存しておけばいつでも復活できる.

それどころか若返ることさえもできる.

もちろん,記憶は情報化した時点のものがそのまま.


それどころか,2つ目の記憶操作が可能ならもっと

とんでもないことも.


追加だけでもできれば情報のまま保存して

何百年後でもその時代のことを理解して復活できる.

つまり,大怪我や病気が発症したら記憶だけ残してそれ以前に

戻ることができる.

しかも,復活のときに記憶を追加すれば他の人との齟齬もない.


もちろん勉強する必要もなくなるだろうね.
それこそ,人の記憶をコピーすれば何を考えているかも理解できる.

記憶の中身の解析方法が分からなくてもコピーさえできればいい.


極論すればロボットにそれをコピーすれば全人類のことを知る

ロボットができるね.



こんなときに人のアイデンティティってどうなるのかね.

少なくとも今の人類に対してポッとこの装置が与えられたら

正気を保てないかもね.



ちなみに実現性は1と5がかなり乏しいかな.


1はどの位置にということも含めてスナップを

とらないといけないからね.

血流や神経パルスも含めてね.


5は1の情報すべての再現って言うのもあるけど,

もしも,再現しようにも希少原子が転送先で

足りなかったらっていう別問題もあるね.