一部ではちょっとばかり流行っているScala.
そのWeb FrameworkであるLiftの解説本.
といっても,さすらいびとが読んだのは以下のサイトで公開されている
2005/05/11版のドラフト.
なぜか,本のタイトルが"The Definitive Guide to Lift"と
なっていたりもして,正式名称が不明なんだけど…
と思っていたら,サイトでも話題になっていたみたいだね.
Exploring Lift vs. The Definitive Guide to Lift? - The Lift Book | Google グループ
どうやら,著者はExploring Liftとしたんだけど,出版社の方でシリーズタイトルである"The Definitive Guide to <hoge>"に変えたとのこと.
それはともかく内容だけど,基本的なことからある程度応用的なことまで一通りのことは網羅されている感じで,Liftを使いたい人には良いのでは.
Lift Frameworkの中身ではなくて,使い方についての本.
一応,advancedなトピックとして基本的な動作自体は記述されているんだけど,実際にどんなクラスやオブジェクトかは本当にメインとなるものが出ていると言うレベルまで.
使い方と言う点では,いわゆるLiftでのWeb開発の基本的なところから,JavaScript/AJAX/COMETといったところや,JPA連携,Lift Widgets,Webサービス(RESTful版),メール送信なども網羅されていて,これがあれば後はAPIやネットの情報を見ながら使って試せと言った感じ.
ただし,ドラフトのためか,図やコード例の場所がずれていたり,かなりのタイポがあったりする.
WebサイトとJPAのサンプルが公開されているんだけど,引用されているものと違っていたりと,このドラフト版は結構ひどいね.
あと,Lucene/Compassの章はまったく無かった.
と言うか,そもそも目次が変わっているみたいだね.
まあ,リリース版を入手しないと駄目ってことらしい.