GW行脚も七日目、5月5日こどもの日です。

この日は前日から借りているレンタサイクルでのスポット巡りなので、山でもなければ歩き旅ではない。又もや見出し詐欺?

 

ネットカフェを5:45頃退店し、まずは紀ノ川河口の橋を渡って西方向の加太の海を目指します。

南海加太線に沿った道を進み、終点駅の先も更に進む。

 

加太の海水浴場に到着。本格的シーズンはこれからだろうが、グランピング施設なども並んでいる立派な行楽スポットですね。関東人の己などには馴染みのない地名でした。

斯様なレベルの海の透明度は東京近辺なら三浦半島に幾つか点在していると思われるが、この加太も大阪在住者なら割と簡単に来れそうな立地。

 

世のサイクリスト達には十分認知されているのだろうが、ここ加太は千葉県銚子から続く太平洋岸自動車道(総距離1,400㎞)の終着点になっている様です。

この写真の角度ではずっと奥に淡路島が聳えているが、その手前の島は地ノ島・友ヶ島の二島で後者は葛城修験道発祥の地とされている。案内冊子を頂いてきたが、数日前に歩いたダイヤモンドトレールのルートとほぼ重なっていて、親近感が湧いてきます。

金剛杖という言葉も金剛山が由来? 最近は修験道そのものに関心が芽生えてきています。

 

この自転車の碑の真後ろにある淡島神社は人形供養で名が通ているところ。

タヌキさんの焼き物が”密”になっている個所もありました。

 

和歌山市方面に引き返し。海沿いで細長い遊歩道が続く河西公園を清々しく通りました。

紀の川最下流の橋・河口大橋を渡ると和歌山市中心街に戻ってきます。中州を挟んで二本架かっている構造ですが、渡り切った橋詰がループ形状の爽快なダウンヒルになっていました!

和歌山港も脇目に。

 

もう一つ、お楽しみにしていたのは和歌の浦の景色。ここにやって来るまでに大そうな登りに苦しめられたが、雑賀(さいか)崎という先端部の景色に見とれてしまいます。

当然の如くこの灯台からも爽快な景色が味わえます。

“和歌”の浦だけに、そこに建てられいる歌碑の一節を

紀の国の 雑賀の浦に 出てみれば 海女の灯 波の間ゆ見ゆ

 

先に進み、漁港を挟んだ対岸から先程の雑賀方面を眺めてみます。

 

和歌川を渡る処までは風致地区になっていて、神社・海浜公園・史跡などが実によく調和された風景になっています。

 

すっかり市街地エリアに入ると紀三井寺が見えてきました。

長めの階段を上って境内に入り参拝です。建立は奈良朝時代、万葉集の時代とも符合します。

ここに鎮座される神々は先ほどの風光明媚な景色の数々を、高台からずっと見守って下さってきた、ということなのでしょうね。

 

昼食は和歌山駅前で目立っている酒屋さん併設の多田屋にて。相当目立つ店構えであり、前日夕方から気になっていました。

昼飲みというか、朝飲みから始めることができるお店です(営業開始9:00~)

この「紀州定食」というものに惹かれてました。お手頃価格だし、どんなご当地名産が盛り込まれているのか楽しみ…

と思ってたら写真にある様な普通の定食類を総称しているだけの様でした。

しかも自分が頼んだとんかつ定食は、どうも歯応えに欠けるなーと思ってたら、ハムカツだわ、コレ。

この二重の肩透かしっぷりに微笑するのみでした。

 

しんがりに和歌山城を訪れます。

さすが紀州徳川家の本拠。天守閣からの景色もなかなかのもので、先程も通った河口大橋も見渡せます

こどもの日にちなんだパレードもありました。

 

以上で和歌山散策終了。今まで何度か訪れた和歌山市内は立ち寄り・中継で束の間レベルの滞在でしかなかったが、こんなにも楽しめる処だったのかを実感。

歩きじゃないけど、結構な運動量にもなった事でしょう。

 

和歌山駅をを14時に出発し、乗り継ぎ地・大阪に15:45着。GWの激込みっぷりを思い知らされた。此処はコンコースで、ある程度人がはけてる状態(でないと写真は撮れない)だが、ホームなどは人ビッシリって状況で。

 

那智の滝・和歌山市内徘徊という二日間のリフレッシュ休暇?を経て、翌日から京都トレイルに挑みます。

 

 

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