ダービーには魔物が棲んでいる、どうもsasukenedaです。

府中の森では魔物に打ち勝ちましたが、佐賀では魔物に襲われましたね。愛馬キタカラキタムスメが走っていたらどうなっていたでしょうか。

 

先日、とある中央競馬オーナーズ(共有クラブ)の勝ち馬についてのTwitter記事を読んでいて、そのクラブについて調べていたら自分の記事がHitしまして(笑)、あ、アップデートしなきゃと思ったので2020年度版を作ります。

その前に改めて書きますが、中央競馬、地方競馬には共有制度という制度があります。中央競馬では最大10人、地方競馬では最大20人で1頭の馬を共有することができるというものです。この制度を利用できるのは、馬主資格を有する人です。いわゆる一口馬主とは違い、レース当日に馬主席にも入れますし、勝利の際には口取り式にも参加できます。(ちなみに、いわゆる「一口馬主」は競走馬ファンドの出資者であって、オーナーではありません。)中央競馬の馬主になるためには「2年連続で所得1700万円以上で資産が7500万円以上」といった条件をクリアする必要がありますが、地方競馬の馬主であれば、「直近所得500万円以上」で資格取得が可能になります。資格取得のハードルがだいぶ下がるため、私もそうですが、サラリーマンで地方競馬の馬主になっている人も多くいます。私が馬主になったのはこの漫画を、小学生の時に読んだからでした。

 

 

競馬ファンだった主人公のサラリーマンが、複数の馬主で1頭の馬を持つ地方競馬の共有制度を知り、仲間たちと一緒に「オーナーとして」競馬を楽しむ多分史上初の競馬オーナー漫画です。仲間たちとオーナーとして競馬の楽しみを分かち合うという魅力が私の馬主としての原点です。

私は就職し、年収要件をクリアすると同時に競馬の馬主資格を取得しました。ただ、馬主資格を取得するためには、預託予定調教師を決めなければなりません。地方競馬全国協会のサイトには全国の調教師会の連絡先が記載されているので、そちらから紹介してもらうことが可能です。ただ、私は地方競馬の調教師に知り合いがいなかったこともあり、いまはなくなってしまいましたが、シェアリンクレーシングという共有クラブ経由で馬主資格を申請しました。共有クラブの多くで、相談すれば資格取得をサポートしてくれますので、気になった方はクラブを頼ってみるのも良いかもしれません。

また、いざ馬主資格を取得しても、新人馬主がいきなり馬を1頭買うハードルは高いですよね。今でこそサラブレッドオークションというシステムができ、個人馬主が馬を買いやすくなりましたが、1頭所有のハードルはサラリーマン馬主にとって高いといえるでしょう。そこで、馬主の入門編として利用できるのが地方競馬の共有クラブです。共有クラブを利用するメリットについていくつか挙げてみます。

・20口共有なのでリスクが下げられる。

・調教師などのツテがいらない。

・仲間たちと楽しみを分かち合える

こないだ馬主仲間と話していて調教師のツテって大きいよねという話になりました。私はスタートは共有クラブで、そこは一流調教師に預託していたので感じませんでしたが、知人の紹介などがないと腕のいい先生と知り合うのはなかなか難しいです(はじめて仲間とセリで買った馬を預託する先は、調教師会経由で直接電話して決めたりしました汗)。そういった面でもクラブのメリットは大きいと思います。

 

デメリットとしては

・オーナーではあるが、路線や騎手選択に自身の意向が反映できない。

・副賞などはクラブ規約に準拠する。

あたりでしょうか。

まぁ、路線・騎手に対する意見の反映は1頭持ちでもすべてが通るわけではないので、デメリットとまで言えるかはわかりません。あと、地方のレースでは副賞の商品とかが結構あったりするのですが、それがどうなるかというのはよくわかりません(クラブの規約にあると思いますが)。そこで不満を持つようだったら、1頭持ちの世界に踏み出すことをお勧めします。

 

以上のような流れを踏まえたうえで、去年書いた「地方競馬共有クラブについて考えてみた」という記事をアップデートした中身を次回アップします。