“疲れやすい人”と“回復が早い人”の決定的な差とは?
こんにちは。広島市佐伯区の中央施術院です。
「同じように仕事してるのに、なんであの人はケロッとしてるの?」
「自分だけ、いつもどっと疲れてる気がする…」
そう感じたこと、ありませんか?
実はこの“疲れやすさ”には、明確な差があるのです。
その違いは、単なる体力だけではなく、自律神経、腸内環境、ミトコンドリア、血糖コントロールなど、いくつもの「隠れた要因」によって決まります。
① 自律神経の「切り替え力」が違う
人はストレスを感じると、交感神経が優位になります。
本来であれば、リラックス時には副交感神経にスムーズに切り替わるはずですが…
疲れやすい人は、この切り替えがうまくいかず、「興奮モード」が続いてしまうのです。
この交感神経過剰状態は、心拍や血圧を上げ、筋肉の緊張も引き起こし、結果的に“回復しにくい身体”を作ってしまいます。
一方で、回復の早い人は、交感と副交感のバランス調整がスムーズ。寝て回復する力が高く、疲労が翌日に残りません。
② ミトコンドリアの元気度が違う
エネルギーを生み出す細胞内の小器官「ミトコンドリア」。
この働きが弱ると、どれだけ休んでも“エネルギー不足”になります。
最近では、慢性疲労症候群の患者ではミトコンドリア機能の低下が観察されており(Natelson et al., 2021)、科学的にも関連が注目されています。
疲れやすい人=細胞の発電所が機能低下
逆に、ミトコンドリアが元気=少ない休息でも回復が早いというわけです。
活性酸素を減らす食事(ビタミンC・E、ポリフェノールなど)や、軽い運動習慣がミトコンドリアの質を高めることがわかっています。
③ 腸内環境=“脳の疲れ”の鍵
疲れは「身体」だけの問題と思いきや、実は“脳”が疲れているケースが大半。
この脳疲労と密接に関わるのが、「腸内細菌」です。
腸で作られる神経伝達物質(セロトニン、GABAなど)は、脳のリラックスやストレス耐性に関係しています。
腸内環境が悪化すると、このバランスが乱れ、脳が常に“疲労モード”になりがちです。
その結果、回復力が極端に低下します。
発酵食品・食物繊維・オリゴ糖などを日常的に摂る人は、腸が整い、脳疲労の回復スピードも速くなります。
④ 血糖値スパイクが起きやすい
「お昼ごはんのあと急激に眠くなる…」そんな人は血糖値スパイクに注意。
これは、急激な血糖上昇とその後の急降下によって自律神経が乱れ、疲労感・眠気・集中力低下を引き起こします。
疲れやすい人の中には、朝に菓子パン、昼は丼ものなど、血糖乱高下を起こしやすい食事が習慣化していることも。
一方で、「低GI食品+タンパク質」を意識している人は血糖コントロールが安定し、エネルギー切れを起こしにくく、疲れにくいのです。
⑤ “疲労をためない小習慣”があるか
最後に決定的な差はここ。
疲れやすい人は、「疲れてから休む」のに対し、
回復が早い人は、「疲れる前に整えている」のです。
例えば…
- ▶ 仕事の合間に1分だけ深呼吸
- ▶ 就寝前のストレッチ
- ▶ 朝一杯の白湯で腸を目覚めさせる
- ▶ デスクワーク中に1時間に一度立ち上がる
こうした“マイクロリカバリー習慣”の積み重ねが、疲労回復スピードの差となって現れるのです。
まとめ
「年だから仕方ない…」と思っている方こそ、今すぐ改善できる習慣はあります。
毎日の疲れ方には、ちゃんと理由があります。
そして、それを変える鍵は、“意外な生活習慣の差”に隠れているのです。
小さな一歩でも、積み重ねれば確実に“疲れにくい自分”に近づきますよ😊