偏頭痛の悩み、実は“腸”と“血管”が鍵!?
意外な引き金と根本対策とは
こんにちは。広島市佐伯区の中央施術院です。
「天気が悪いと頭がズキズキ…」
「生理前に必ず偏頭痛がくる」
「薬が効かなくなってきた…」
そんな偏頭痛に長年悩む方、実は少なくありません。
でも実は最近の研究で、偏頭痛には意外な“腸内環境”や“血管の柔軟性”が深く関係していることがわかってきました。
① 偏頭痛の本当の原因は「脳」だけじゃない?
一般的に偏頭痛は「脳の血管が拡張し、周囲の神経を刺激すること」で発生します。
その背景には、以下のような誘因があります:
- 気圧の急変(台風・天気痛)
- ホルモンの変動(月経・排卵)
- チョコ・ワイン・チーズなどに含まれるチラミン
- ストレスや寝不足、光・音の刺激
しかし最近は、「腸内フローラ」や「炎症体質」との関連も注目されています。
② 腸内環境が偏頭痛に関与!?
オーストラリアの研究によると、偏頭痛持ちの人は特定の腸内細菌バランスが乱れている傾向があると報告されています(参考:Gastroenterology 2020)。
なぜ腸が頭痛に関係するの?
それは、腸が「脳と直接つながる臓器」だからです。
- セロトニンの90%は腸で作られる
- 腸から出る炎症性サイトカインが、血液脳関門を刺激
- 腸の不調が自律神経の乱れを招く
つまり、便秘・下痢・ガスが多い人は要注意!
腸が炎症を起こすことで、脳への神経信号が過剰に反応し、偏頭痛の引き金になっている可能性があるのです。
③ 血管と偏頭痛の「意外な関係」
偏頭痛は血管が拡がりすぎることが原因のひとつ。
そのため、血管の柔軟性=「血管内皮機能」を整えることが大切です。
ポイントは、“一酸化窒素(NO)”の産生を高めること。
NOは血管を適切に拡張・収縮させる働きがあり、脳の過剰反応を防ぐとされます。
そこでおすすめなのが:
- ビーツやほうれん草(硝酸塩がNOの材料)
- ウォーキングなどの軽い運動(NOの合成促進)
- 深呼吸・瞑想(副交感神経を刺激)
つまり、食・運動・呼吸で血管を「しなやか」に保つことが、偏頭痛対策に直結します。
④ 根本改善のための生活習慣3つ
根本から偏頭痛体質を変えていくには、次の3つが重要です。
- 腸内環境を整える
▶ 発酵食品・食物繊維・水をしっかりとる。特に夜のヨーグルトが◎ - 血糖値を安定させる
▶ 空腹を長時間放置しない。血糖の乱高下が脳への刺激に。 - 光と音の刺激をコントロール
▶ スマホやPCは夜控えめに。ブルーライトカットも◎
偏頭痛は「我慢する時代」から、「体質から整える時代」へ。
まとめ:偏頭痛の本当の敵は「見えない炎症」かも
偏頭痛の裏にあるのは、腸・血管・神経が複雑に絡み合った“全身のバランスの乱れ”。
薬も大事ですが、根本から向き合うなら、腸と血管のケアがとても有効です。
「私、腸と関係あるかも…?」と感じたら、まずは食事と生活の見直しから始めてみてくださいね。