こんにちは。広島市佐伯区の中央施術院です。
「生理前になると、どうしても甘いものがやめられないんです…」
そんなお悩み、とてもよくわかります。
意志が弱いわけではなく、これは女性の体の仕組みが関係していることなんです。
生理前、およそ排卵後から月経までの約2週間は「黄体期」と呼ばれ、ホルモンバランスが大きく変化します。
特にプロゲステロン(黄体ホルモン)というホルモンが増えることで、体は“妊娠に備えるモード”へ。
この時期、体はエネルギーや水分をため込みやすくなり、体温は上がり、代謝もわずかに上昇します。
実はこの「代謝アップ」が、食欲の引き金になることも。
つまり、生理前の食欲増加は、体の自然な反応。
決してあなたが「我慢できない人」なわけじゃないんです。
では、どう付き合っていけばいいのでしょうか?
- 小腹がすいたら、ナッツやゆで卵、温かいスープなど、血糖値をゆるやかに保てるものを。
- 無理に制限するより、「選ぶ」意識を持つだけでも体は楽になります。
- どうしても甘いものが欲しい時は、カカオ70%以上のチョコレートなど“質の良い甘さ”を。
また、この時期は心も揺らぎやすくなります。
いつもなら流せることが気になったり、涙もろくなったり…。
だからこそ、無理に自分を責めないことが、何よりも大切です。
生理前は「太る時期」ではなく、「大切にすべき時期」。
体ががんばってくれている証でもあります。
強くならなくていい。
やさしく、自分を知って、味方してあげること。
そうやって少しずつ、
あなたのダイエットは、体を変えるものから、心を愛するものへと変わっていくのかもしれません。
次回、「なんだかずっと疲れてる…」それ、ホルモンが関係しているかも?に続く。