僕は昔、どうしようもないくらい

性格が荒んでいた。

中学生の頃、もっと前からかも知れない

「他人なんか信用できない」

そんな考え方をする歪んだ性格を

していた。

そんな僕を救ってくれたのが

バスケ部に誘ってくれた恩師だ。

そのおかげで、僕はそれからずっと

出会い恵まれてる。

その恩師にも、これまで出会った仲間達

大切な事を教えてくれたみんなの思いを

忘れないように、今でも週に一度は

社会人のバスケチームの練習に参加している。

体育館の匂い。ボールの弾む音

シュートを打つ感覚、それは体に染みついている。

「これまで教わった大切な事を忘れるな」

バスケットボールがそう言っている様な

気がするから