お悩み相談室のmy Pick
心のバランスが崩れると当然、日常の生活に支障が出る。
それまで簡単にこなせていた仕事や
特にストレスも感じていなかった人間関係も苦しくなる。
大抵の人は周りの人から明らかに普段と違う本人を見て
精神科にかかる事を勧められる。
精神科、と言われると少し抵抗があるかもしれないが
良い病院、医師に巡り会えると熱心に話を聞いてくれて
少し、心が軽くなる。
「うつ病は心の風邪」
とよく言われるが、風邪はこじらせたら大変な事になる。
その前に、診察を受け薬が処方されれば
ちゃんと服用する事でだいぶ症状は軽くなる。
でも、最終的に心の病の治療に一番効果的なのは
「周りに誰がいるか」
だと僕は思う。
うつ病になるとそれまで夢中になっていた趣味などが
急につまらないものに感じるようになってしまう。
僕の場合は、バスケットボールだった。
あれだけ夢中になっていたバスケットボール。
それが、ボールやバッシュを見るのも嫌になってしまった。
今は再び、バスケを楽しめるようになった分
だいぶ回復に向かっていると思う。
少なくとも「死にたい」「生きている意味がわからない」
などと思うことはなくなった。
精神科にかかることは決して恥ずかしいことじゃない。
世間の一部には精神科への偏見があるが
僕は、必要な治療を受けるために病院に行くのが
何が悪いと周りの人にも言う。
自分の抱えている心の病を理解してもらうためにも
隠さず言う事にしている。
毎日が辛い、夜、眠れない。朝起きても何もする気が
起きない・・・
そういった症状がある人は心が「助けて」と叫んでいるんだ
その声をちゃんと聞いてあげて、うまく病気と付き合っていけば
必ず、救われる時がやってくる。
僕はそう信じて、今日も生きている。