最近はアメリカの大統領選のニュースばかりで

国内の事件、事故があまり報道されていないが

先日、自分の子供を空港のトイレで出産し

そのまま公園に生き埋めにするという

痛ましい事件が起きた。

僕自身、母親の顔を知らない。

生まれてすぐに捨てられたからだ。

でも、僕は幸運にも早い発見とその後の

児童相談所の職員さん、施設の先生に恵まれ

今もこうして生きている。

空港のトイレで一人で出産というのも、

そのまま公園に生き埋めにするというだけでも

驚きだが、その動機を知って衝撃を受けた。

犯人である母親はキャビンアテンダントになる

というのが夢で上京して、空港で出産したが

今後の自分の夢を叶えるためには子供が邪魔だった

というのだ。

僕が育った施設には、親が経済的に子供を

育てるのが無理、という理由で保護されて来た

子供も沢山いた。

もしかしたら、僕もその一人だったのかもしれない

でも、育てるのが無理という理由で

子供を捨てるくらいなら、初めから妊娠など

しなければいい、とずっと思っていた。

でも、何かしらの理由があって子供を手放さなければ

いけなくなったら、役所に行って然るべき部署に

相談すればいい。

親がいなくても子供は生きていける。

でも、生まれてすぐに殺されるなんて

冗談じゃない。

しかも、それが「夢を叶えるには邪魔だった」

なんて言われたら・・・

子供は宝だ。何があっても一生大切にしなければ

ならない、そのことをこのニュースを見て

僕はそう思った