1週間前、救急搬送された時のこと・・・
気がつけば救急車の中だった。
倒れた時、ぶつけたのか頭が痛く、体に力が
入らなかった。
救急隊の人が慌ててる・・・
その光景を見て
「もしかしたら僕はこのまま死んじゃうの?」
と、一瞬思ってしまった。
死を感じた瞬間、とても怖くなった。
これまで、何度となく絶望し、自殺することさえ
考えた僕が死を前にして恐怖を感じたのだ。
これまで、僕は大切な人を2度も自死で亡くしている。
死は怖い。その恐怖を凌駕するほどの絶望を
感じたのなら、もしもそれが僕自身のせいなら
僕はなんてことをしてしまったんだろうと
これまで感じたことのない種類の恐怖を感じた。
今までの僕は”運命”や”可能性”と呼ばれる
転がり回る砂粒の上を
目を閉じたまま飛び移り続けていただけじゃないか。
ちゃんと目を開けて目の前を見て
絶望を乗り越える。
それが、今後の僕に課せられた”運命”・・・
まずは後遺症の残った左目を早く治そう。
これまで、僕を支えてくれて、見せてくれようとした
新しい世界を両目でちゃんと見れるように。