自死遺族として、命の重さを知った日から
じゃあ、自分はどうすればいいのか
どんな風に生きていけばいいのか
そもそも、自分みたいなものがこの世界に
存在していいのか・・・
「生きる」という重みに押しつぶされそうに
なった。
他人と触れ合う事を恐れて、一時は世捨て人として
毎日、ただ時間が過ぎていくのをじっと待つだけの日々
しかし、勇気を出して一歩を踏み出した時
人の優しさに触れて、僕の世界は変わった。
働いて、生活する力を与えられ
決して見放すのではなく、見守り続けてくれる
そんな存在に出会えた。
「あなたは、私が守る。」と
言ってくれた、あの言葉は正しかった。
僕は、人を信じる事で真実を知り、決断した。
その決断は、僕の愛した人の知る僕
愛する人が信じた僕と何も変わらない決断だった。
そうだ、僕は最初から何も変わってはいない
出会いに恵まれ、立ち上がる勇気をもらえた
この幸運に感謝して、僕はこの先も
前に進み続ける。
自死遺族として、未来を見ることができなかった
人たちの代わりに、この目で未来を見るために