見えない心という相手に
僕たちにできることはあるのか?
言葉にして、声に出して伝えるしかない
でも、思いの半分も伝わらない
言葉というのはとても曖昧で
その上、使いこなすのが難しいからだ。
それでも伝え続ける。
今、伝わらなくてもいい
いつか、心に響く時があれば・・・
そう、信じて言葉にし続ける
でも、稀に、本当にごく稀に多くを語らずとも
思いが伝わることがある
努力を続けると、そんな幸運なプレゼントが
あったりする。
慣れない幸運は恥ずかしさに似た感覚を
呼び起こす。
だけど、遠慮することなくその幸運に
身を任せればいい。
普段伝えられないことを伝えられるはずだ。
僕はうつ病という厄介な病と闘っている
これまでの人生、ここまでたどり着くには
随分遠回りをした。
まっすぐいけば、もっと早く大切なことに気付けたかも
知れない。
でも、短い道はそれなりの経験しかもたらしてくれないから
道に迷ったときは、少し立ち止まって振り返ってみればいい
歩いてきた道は、自分の後ろにずっと続いているはず。
その道が、この先どちらへ行くべきか
きっと教えてくれる。