ここ3ヶ月ほど、新型コロナウイルスのニュースで
持ちきりだった。感染者が出れば各都道府県ごとに
人数が報じられ、報道番組にはコロナに対して何の対応策
も知識もない「専門家」が出演し、不安を煽り
政府の対応は現状の見た通り、支援無き自粛を矯正する
東京アラート、大阪モデル、ありとあらゆる意味のない
政策で国民の不安、不満を増やしていくだけだった。
感染者が全国に広がると、みんな外出を自粛しだしたが
最近は、流石にみんな我慢の限界とばかりに街は
人で溢れてしまった。
これは人間の「慣れ」と言うモノで、あまりに長い自粛
で、感染者は今も確実に増えていると言うのに、人は
それに慣れてしまったからだと思う。
尊い命が失われている最中、今日の報道番組が一番に
報じたのは、芸人の不倫問題だった。
ただ、飯を食べ歩き大した芸もない芸人の不倫が
ウイルスで苦しむ人たちより関心を呼んだのだ。
自粛ムードの中、芸能人が少し外食でもしようモノなら
徹底的に糾弾していた報道陣が、一人の芸人の馬鹿な
行動に関心が移ってしまった。
今日も東京では23人もの感染者が出ている。
それなのに東京アラートを解除すると言う・・・。
結局、コロナのワクチンも感染者を止めることもできずに
国民が「慣れたこと」でこれまでの自粛は何のためだった
のか分からなくなってしまった。
人の慣れというのは本当に怖いと、テレビを見ながら
寒気がした。