3月30日0時
34d0d
やっと迎えました。
ここまで本当長かった。
夜になっても全く眠りにつく事は出来ず、目を閉じてウトウトしてはお腹の張りと腹痛が定期的に来て、その度に何故か全身に熱が回るというのがずっと繰り返していました。
たまに息をすることも苦しかった。
背中の痛みは無くなったものの、定期的なお腹の張りは破水してしまうのではないかと言う恐怖そのものでした。
でも34週を迎えた…
双子の肺機能はだいぶ成熟してきた…
最悪今日産まれても、障害は少なく済む…
そんな事を繰り返して考えて、朝になったらきっといつもみたくお腹の張りもおさまるはずだと思っていました。
朝になり全身のダルさに耐えていると主治医の先生が部屋にやってきました。
先生:昨日大変だったんだって?どう?もうしんどい?
私:もう、無理です…
答えるのも辛くて語尾がちゃんと言えてませんでした。
先生:34週になったけど、やっぱり早産は早産だし、双子だからうちでは厳しいみたいなんだよね。小児科とも話したけど…〇〇病院に掛け合ってみるから、空いてたらそこに搬送になるけどいい?
すごく申し訳なさそうに話していました。
私:仕方ないですね…
でも何のために34週を目標にして頑張ってきたんだか…
頭では分かっていても、ついつい本音が出てしまっていました。
双子でも推定体重が病院の決まりの基準を超えていたし、34週も迎えたので内心このままこの病院で産めると期待していました。
が、甘かったですね…
結局搬送…
本当ガッカリしていました。
先生が退室してしばらくしてまた戻ってきて、
先生:〇〇病院がちょうど空いてて受け入れ可能みたいだから、これから搬送準備するね。
バタバタと出て行きました。
そして、日勤の助産師さんが来てバタバタ。
私は主人へ電話をして搬送される旨を伝えました。
主人:そっか…ここまで頑張っても転送になるのか…仕方ないね。病院に今から向かうよ。
娘を保育園に預けて職場に向かう道中だったらしく、職場へ連絡し病院へ来ることになりました。
搬送先の病院にデータを渡すため、NSTを開始。
熱も、血圧も測り、荷物をどうしようかと考えていました。
助産師:34週を目標にしたのにね!結局搬送って悔しいよね!
と私の気持ちを代弁してくれてる時に助産師さんのピッチが鳴りました。
助産師:何?どこで産むって、〇〇病院なんでしょ?
…えっ?…どう言う事?…産む場所変わるの?
ピッチの相手が何を話しているのか聞こえないですが、私の搬送先が変わるような話なのかと思い不安になりました。
助産師さんがピッチを切り、電話の内容を教えてくれました。
助産師:どうやら産む場所が変わるらしいよ。うちになるかも知れないって言うんだよね。
ん?
えっ?
どういうこと?
私:本当ですか?なんで?
その時、主治医の先生が部屋に入ってきました。
先生:小児科で双子を受けてくれることになったよ。
オペ室もちょうど午前中空いてるから、うちで双子を出そう。急きょだけどいい?
願ったり叶ったりだったのですぐにうなずきました。
そうとなればさらにバタバタ

搬送の準備が一転し手術の準備が変わりました。
手術になるためそれまで続けていた点滴をやめ、手術用の針に差し替え輸液の点滴を開始。
剃毛を行い、手術着に着替え、足には着圧ソックスを履かせてもらいました。
あとは手術時間まで待つのみ…