3月28日
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マグセントを最大量まで上げた翌朝、たまたま主治医の先生が当直で朝早く部屋に来てくれました。
先生:上げられちゃったね…体キツい?
私:はい…とにかく、しんどいです…
だるすぎて返事をするのもやっとでした。
先生:とりあえず、赤ちゃん達の大きさ測ってみよう。それで小児科にも話してみるかな。
私のいる病院では34週以上かつ1700g以上であることがお産の条件です。
本当を言うと双子は35週だそうです。
でも私のツインズはすでに1700gを超えているのでもしかしたら34週さえ迎えればお産ができるのではないかという期待がありました。
先生がエコーの機械を私の部屋に持ってきて診察開始。
いつもの妊婦健診のような和やかな診察ではありません。
とにかくツインズが元気であること、大きさは本当に1700gを超えているかどうかということ、万が一すぐにお産になった時のための準備としてのエコーです。
2人とも頭位は37週並の大きさで女子が約2100g、男子が約2000g弱でした。
なんとか大きさはクリアです。
あとは34週を迎えねば。
先生:2人とも元気だね。問題もなさそうだ。でももし今日何かあった場合は転送になりかねないからね…
私:はい…ちなみにマグセントは20のままですか?
先生:そうだね…安易に上げたり下げたり出来ない薬だからお産までこのままだね。もちろん血液検査して血中濃度を見ないとだね。月曜日に採決してみよ。
お産までこのまま…
地獄のようです。
私の体がもつなら耐えるしかないけど、もしまた強い張りが来たら?
血中濃度がギリギリだったら?
そんな事が頭をよぎりました。
でもどうしようもない。
他にもう方法はありません。
トイレ以外の行動もないし、薬は使えるだけ使っている。
せめて月曜日を迎えれば34週になる。
仮に34週でお産になってもツインズの呼吸機能はほぼ出来上がって人工呼吸器を使わなくても済む可能性が高い。
まだ産まれてほしくないけど、やっとここまできたという気持ちもありました。
ただ、副作用はとにかくキツい。
だるい、まぶたが重くて眠くないのに瞬きが重い。
喉の奥が焼けるような熱さ。
足には力が入りづらくてトイレに行くにも気合を入れないと転びそうになる。
めまいがひどい。
などなど。
きりがない。
今産んでしまったらどれだけ楽なんだろうか…
副作用やお腹の苦しさから解き放たれる。
何度もこんな事が頭をよぎりました。
でも私の数日の我慢がツインズの一生に関わると思うと今は耐えるしかないと思いました。
1日1日が長い。
早く34週を迎えたい。
2人が無事産まれる日を迎えたい。