入院して2、3日はとても平和でした、お腹が…
リトドリン2A10mlなので日々の状態が落ち着いていれば濃度を下げて、あわよくば内服にまで切り替えが出来る

なんて余裕な気持ちがどこかにありました。
でも私の体は余裕ではありませんでした。
30週になり2人とも推定1500gほどに成長し、羊水量もピークでたっぷりあるんだそうで、胎盤まで合わせるとすでに約5キロほどの重みが子宮にのしかかっていました。
私の子宮は単胎児の臨月超え状態だったのです。
そりゃお腹も張りますよね…

悠長な事を考えていたのがバカでした

入院して5日目の夜、張りはやってきました。
最初は10分おきの間隔でした。
病室の中でやることもないので、ずっと横になっていたのですがそれでも張りは出現したのです。
張る波も強くそのうち腹痛と腰痛も伴いました。
例えるのなら陣痛に似たような腰痛です

これはマズイ

間隔も5分おきになってきました。
もはや今の量のリトドリンでは治らないということです

ナースコールをし、すぐにNSTモニター装着になりました。
装着して15分くらいで張りの間隔が短いことと腹痛や腰痛があるため当直医よりリトドリンの増量の指示が出ました。
30ml/hに上がりました

増量しても念のためNSTモニターでしばらく監視し、張りや腹痛が消滅したため終了。
よかった、これくらいの増量で済んで…

とこの日はホッとしましたが

その3日後の夜、また張りと腹痛、腰痛がやってきたのです

ヤバイやつです。
間隔も5分おきの張りです。
ベッドでじっとしていても治ることはない

ナースコールをしてすぐNSTモニター装着です。
3日前同様リトドリンが増量になりました…
これをまた3日後にも繰り返し結局リトドリン5A20ml/hにまでとなりました。
リトドリンの最大量の一歩手前です。
それだけあって、手の震えや動機はひどくなり顔の火照りも増しました

頭部のアイスノンが手放せなくなりました。
実際熱があるわけではないですが、内側からの熱感がとにかく不快なのです。
手の震えも強くなり、増量した次の日は箸を持つのも辛かったです

そして軽度の吐き気も伴いました。
双子に胃を押されての不快感もあるけど、リトドリンによる吐き気の方が強くご飯があまりすすみませんでした。
ただでさえおいしくなかったごはんがさらにおいしくない

リトドリンの副作用は強く母体にかかる負担は大きいですが、それでも早産で生まれてしまう赤ちゃんが背負うリスクに比べたらまだ母体が耐えてくれた方がいい。
重々承知の事でした。
ただ不安なのはまだ31週でリトドリンを最大量まで上げて次にマグセントという張り止めもつけてもダメだった時にツインズがどうなるのか…
無事生きていけるのか…
そればかりが心配でした。
そして私のいる病院はNICUが再開したとはいえ33週未満、1700g以下の新生児は他の病院に搬送されてしまうんです。
ましてや私は双子なので33週だとしても2人分なので見れないと言われてしまいました



そんな…

せっかく色んな人と顔なじみになってて、先生まで慣れてるのに

なにが何でも安静を保ち、張りがこれ以上来ないように頑張るしかない

私のツインズは無事産まれるのかどうか…
