3月30日10時30分
主人が1時間前に病院に着き、同意書などサインを済ませてくれました。
時間になり手術室へ移動。
腹痛と張りが断続的にあり、あることもままならずストレッチャー移動となりました。
エレベーターを待っていると病棟の助産師さん達が来てたくさん声をかけてくれました。
よくここまで頑張ったね!
あとは先生にお任せして元気赤ちゃんに会うだけだよ!
がんばれ!
と、本当にたくさん声をかけてもらいました。
私:横になってれば産まれてくるから行ってきます

助産師さん達に見送られながらエレベーターに乗り、手術室に行きました。
手術室に入ってからは手術台に移り、モニターをつけられ、麻酔科の先生に麻酔について説明されました。
体を横向きにして丸め麻酔となるのですが、体を丸めのがきつかった。
事前にネットで調べた内容でも体を丸めのがしんどかったという内容がよくありました。
2人も入ってるお腹が邪魔をして丸めるのがとにかくしんどい。
しかも丸めたままキープするというのがなおきつい。
まだですか?と言いそうになりました

麻酔だけで20分はかかったと思います。
そして仰向けになり、あれよこれよと脱がされ…
というより、感覚がありませんでした。
体全体を揺らされてるような感覚があるものの、寒い暑い、何かに触れられているなど全く感じることは出来ませんでした。
麻酔科先生:今ね、先生が内申してますからね。
ん?
そんなことしてるんだ?
なにせよ感覚がないので言われてもピンと来ませんでした。
そして手術開始。
胸から上は麻酔がかかっていないので話し声や道具の音全て鮮明に聞こえます。
私の頭側にいる麻酔科先生は時々声をかけてくれたり、何をしているとか説明してくれました。
麻酔科先生:今ね、先生が赤ちゃんを出そうとしてますよ!
えっ?
もう出るの?
そう考えてるうちに大きく体が揺れ…
麻酔科先生:出てきましたよ!
助産師:男の子が産まれたよー
目の前に見せられるわけではないので実感が湧きませんでした。
その時、大きな産声が聞こえ糸が切れたかのように涙が出てきました。
麻酔科先生:もう1人今から出ますよ!
ほっとする間も無く、また大きく体が揺れスッキリした感覚と共に違う大きな産声が聞こえました。
助産師:女子が出てきたよ!
また涙が出てきました。
スッキリした〜
元気な産声が何よりもホッとさせてくれました。
3月30日 11時07分 1998g 男の子
同日 11時08分 2080g 女の子
出血量 3200ml(おそらく羊水込み)
胎盤の重さ 約2000g(2人分)
合計8キロがお腹に入ってました…
あと、子宮口は3センチ開いてたそうです。
そりゃ痛いわ…

身体的に問題があったわけではありませんが、低体重、早産児であるためすぐに2人はNICUへ運ばれました。
双子の排出後、私はそのまま処置に…
ひたすら内臓が揺れ、気持ち悪くなり吐き気があり点滴で吐き気留めを追加してもらいました。
処置にかかった時間は約40分ほど。
吐き気が酷かったのもあるけど、両手は縛られ、目に映るのは天井のみ。
聞こえてくるのは金属音と先生達の話し声で何をするわけでもなくモニター音を聞いては自分の心電図を眺めるだけでとても長く感じました。
眠らせて欲しかったなぁと今でも思います。
何がともあれ双子は無事産まれ、私は大きかったお腹から解放されました
