2学期末の懇談で小学校に行ってきた時のこと。

次男の懇談はいつもじっくりお話しさせていただけて、とてもありがたいです。

サンタさんからのプレゼント、無事届いたよー
うちの次男は発達障害、自閉症スペクトラムの診断名を持っています。

支援級や支援学校にいれるほどではないけど、精神的な遅延(2年程度の遅れ)や様々な面で凸凹がある子です。

多動ではなく、自分の世界に入り込んでいつまでもぼんやりしてるタイプ。

穏やかで可愛らしいキャラですが、去年までは感情コントロールがなかなかできず、リスパダールの服用も勧められました(結局服用せず)。

幼い頃から1年生の頃まで続いた夜驚症も、引っ越してからは落ち着いたけど

相変わらず夜は神経質で、よく目を覚ましては眠れぬ夜を過ごしているようです。

夜尿症は今年の夏に「超・突然!!」ピタリと終わり、毎晩履いてたオムツも終了です。

 

 

さて

今年度に入ってから、宿題の提出をやめた次男。

たまーーーーに、気が向いた時だけ自分でやって行ってますが
わたしは関知してません(笑)

 

今の担任の先生の指導で、

学校で、うちの次男だけのための課題を出してくださってます。

毎日3行作文を帰るまでに書く

これがまた、すごく面白い。

担任の先生が、次男の良さを理解してくださってることがよくわかります。


中かん休みねていた
べんきょうしていたら、ねていた
とんぼがいっぱいいた

 


ねているといつもきもちいいです
とんぼが1ぴきのこらずきえていた
ずっとねていた

 

 

今の担任の先生、本当によくご理解いただいていて、とてもいい先生です。

ずっとこの先生だったらいいのに〜〜!って思う

 

 

 

懇談の待ち時間に見た、大きな壁新聞。

次男もちゃんと、けっこうたくさん、内容もしっかり書けていて、

てっきり先生にほとんど手取り足取りやらせていただいたもんやと思ってたら

1人で取り組んだらしく、びっくりしました。写真とればよかったなあ〜

 

 

 

 

毎日学校を楽しんでる次男。

 

 

もちろん勉強をしに学校へ行ってますが、

勉強はあんまりできません。

 

 

違うな。

できなくはないみたいなんだよな。

ノートは書かないしテストも書かないけど、授業で当てられたらスラスラ答えるらしいから。

ディスカリキュアかな。

ノートは1学期から真っ白。

書くのは自由帳だけ。

 

やる気になった時は頑張るけど、
乗らないとやらない。
授業中は、ほぼ寝てるかぼんやりしてる。

 

 

でも毎日たくさんのお友達に囲まれ

苦手なことは手伝ってもらい

ぼんやりしてたら声をかけてもらい

一緒に帰りたいと男の子からも女の子からも、取り合いになるほど愛されて

学校から帰るとたくさんのお友達が入れ替わり立ち替わり遊びに誘いに来てくれます。

 

毎日彼なりにとっても楽しい毎日を過ごしていて

学校に行きたくないという言葉を聞いたことないです。

友達や先生に対する愚痴のようなものも、聞いたことない。

 

 

 

昨年までわたし、次男のできないことを底上げしないとって躍起になっていて

公的福祉施設でのSST(ソーシャル・スキル・トレーニング)に通っていました。

 

 

でもだんだん、なんか違和感を感じ始めて

本人が楽しいから行きたいと言うので連れて行ってたけど、わたしはどっちでもいい感じになってきてました。

一番の違和感は、他のお子さんの保護者さんとの温度差。

 

わたしは放課後デイサービスとか、子どものためにとあれこれサービスや塾や支援活動を探し回って頑張っている、同じグループのお母さんたちを

遠目で見てた感じ。

 

たくさん考えて、子どもに良かれとあの手この手で支援やら療育やらしていたあの頃のわたしを遠目で見ている感じ。

 

わたしもう、それやめたから。もう、遠目なの。

 

 

頑張ってるから、やめた人の声は届かないんだよね。

だから何にも言わなかった。

 

 

そしてあれから半年経って

ライングループでお子さんの今の状況報告を聞いて切なくなった。

 

学校に行かなくなった子

行きはするけど保健室登校の子

嘘ばかりつくようになった子

友達とトラブルを起こしたり、イジメに合っている子

 

 

 

うちの子は毎日とっても楽しそうで、

学校の話はしないけど、毎日空想の楽しい物語をたくさんしてくれて

自分で考えたカードゲームを一緒にしたり(自分しか勝てないようになってるけどw)

 

 

毎日笑って

毎日幸せそうに暮らしてます。

 

 

 

今この子にとって
本当に大切なことってなんだろうって

 

わたしは思う。

 

 

勉強ができないこと

社会生活が苦手なこと

 

それはもしかしたら将来困るかもしれない。

 

だけど、きっとね。

 

 

なんとかなるよ

 

 

もし勉強したくなったら、いつでもできる。

できないこと、苦手なことは、誰かに助けてもらえばいい。

それを自然に受け取ることができていればいい。それで生きていける。

 

1人でできるようにならないと

とか

人並みにこれくらいはわかるようにならないと

とか

それはおかんの勝手やからね

 

 

 

「本人の話を聞いてあげること」

 

それがきっと、一番「お母さんがすることに意義がある」ことだと思う。

他の誰でもなく、お母さんが何もかも受け入れて聞き入れてくれる態度を見せてくれること

これほど安心することってないと思う。

 

放課後デイサービスが悪いわけじゃない

でもその前に、本人の顔を見て、何言うてるかわからんでも空想の話でも

じっくり向き合って話を聞いてあげることが一番落ち着くと

わたしは思う。

 

学校に行きたくない、なんて

嘘ばかりつく、なんて

暴れて物を壊してばかりいる、なんて

お母さんに見て欲しいってサイン以外の何物でもないと思う。

 

 

わたしは次男の感覚をとても尊敬していて

人として「この人はすごい」と思うことを、今まで何度も感じてる。

 

人として尊重すること。

 

きっと子育てで一番必要なものはそれだとわたしは思う。