2年前、明石の海岸で遊んだ時のこと。
生き物観察や取るのに夢中の長男。
海の中や岩場の隙間など、
くまなく観察しては
何やらほじくって捕まえてみたり、
キャーキャーと大はしゃぎ。
知らない子ともすぐに打ち解けて、
一緒に魚やカニを取る作戦をたてたりもする。
そのうちたくさんの子どもとワイワイ、
海を満喫する。
一方、次男。
岩場の上に座り、ただただぼんやりと海を眺めてる。
1人でのんびりと、果てしなく続く同じリズムの波の音に耳を澄ませて目を閉じ、楽しんでいる。
ふと見たらなぜか逆さまに覗いてる。
何してるの?と聞いたら、
「こうしたら、海と空がくっついて、どっちがどっちかわからなくなるねん。
おもしろいねん」
と頭くらくらするまで見てる。
それぞれの楽しみ方がある。
これが、個性だと思う。
「持って帰るのに困るから、変な生き物取らんといて〜!(´・・`)」
と長男に言うのも
「せっかく海に来たんやから、もっと遊びよ〜!」
などと言って次男に強制するのは、違う。
一緒にへばりついた貝を取ったり魚を追いかける
隣に並んで足の間から海を覗き、その不思議な風景をくらくらするまでぼんやり眺める
いつまでもこうしていたいと思える、
スローな時間。
そして、それぞれの世界観で楽しむ海。
どっちも楽しい。
どっちの世界も楽しめて
母ちゃんは嬉しい。
私はどちらかと言うと長男寄り。
だから次男の世界観はいつも新鮮で
その世界の雄大さに
時折感動させられます。