本日10月12日の日曜日は、明日の祝日「スポーツの日」と合わせた3連休の真ん中の日。世の中は「3連休だ!」と沸き立つのかといえば、何だかそんな雰囲気でもありません。先月の9月にも2週続けて3連休があり、また来月11月にも2度にわたって3連休…ということで、3連休の有難みが大幅に削がれているような感じです。おまけに月曜日ばかりが祝日に取り込まれ、月曜日に行なわれてきている予定は遅れてしまうことにも。たとえば学校の授業で月曜日に組み込まれた授業はその進行度合いの遅れが顕著…であろうことは容易に想像できます。ウチの陶芸教室にかよって来ている会員さんの間でも、「週半ばの水曜日に祝日があったら良いのに…」という声をしばしば聞きます。
そしてこの3連休を境に夏からすっかり秋のモードに入れ替わり、北の大地からは紅葉の便りが伝わってきています。聞くところによるとこの秋、標高の高い地の紅葉の色づき具合は十数年ぶりの鮮やかさが期待できるのだとか。きっと、11月末の3連休の頃には全国各地が紅葉狩りで賑わうことでしょう。
紅葉にはまだ早いこの週末、日本とアメリカでもともに野球のポスト・シーズンの対戦で野球ファンはワクワクの毎日。ワタシも日米の野球への興味が日一日と真剣味を増してきています。

その上でテレビ、ラジオをはじめマスコミ各媒体が最も大きな時間とスペースをさいて伝えているのがこのニュース。

高市早苗自民党新総裁と斎藤鉄夫公明党代表が10日午後に党首会談を行ない、その席で公明党の斎藤代表が26年に及ぶ連立政権関係を解消することを表明したとのことです。
会見後、「自民党の政治とカネにまつわる対応はとても看過出来ない」と表明した公明党・斎藤代表の表情は硬いながらも、ある意味すっきりとした感じもうかがえました。

一方、会談後に記者団に状況を説明する自民党高市新総裁の表情は、コワかった…です。

この会見の際「一方的に連立政権からの離脱を伝えられた」と言い切っていましたが、「一方的に」という言い方はちょっと危険…と思っていたら、やはり「一方的という表現は言い過ぎ…」という論調がマスコミの共通の見方のようです。「政治家は言葉がすべて」などとも言われますが、我が身をふりかえってみても、言葉遣いには気をつけなければ…。
今回の自公連立解消によって各政党の党首がさまざまな反応を見せていますが、中でも国民民主党の玉木雄一郎代表がにわかにキーマンのような存在になり

「ひょっとしたら、玉木総理?」などと注目されていますが、これまで閣僚経験なしでは、それはいくらなんでも無理繰り過ぎでしょう。そしてかの「不倫騒ぎ」もあり、ワタシのまわりのご婦人がたも口を揃えて「あの問題もあるし、玉木さんはイヤ!」と言い切る方がほとんど。世の中ではどの業種でも人材と人手不足が慢性的となっていますが、まさに国政こそ人材不足の極みのようです。
蛇足ながら、各党の党首クラスが画面に登場する中で、日本維新の会 共同代表・藤田文武氏のファッションに目が釘付け…です。繊細なストライプ柄のスーツを身に纏い、薄いピンク色と白い襟のクレリックシャツ、そして、チャコールグレーと紺、白のストライプのネクタイの組み合わせは、この先、なにかの機会にそっと真似てみたくなるような見事なコーディネイトでした。

ファッションの面からは、この藤田氏がダントツの首相ならぬ、首装です…⁉
話は再び政局に戻って、この自公連立解消となった10日の夕方、間もなくその座を降りるであろう石破総理大臣が「戦後80年」所感を発表しました。

自民党の高市新総裁はずっと以前から、石破総理が戦後80年談話を出すことには反対の立場をとってきていました。その高市氏が自公連立解消を告げられた日に石破総理の口から「戦後80年」の所感が述べられたことは、なんたる偶然というかなんとも皮肉な感もあります。肝心の「戦後80年」所感はこれまでの戦争に至る経緯をなぞる内容が多く、石破総理自身のメッセージは甚だ弱かったようにも思います。「飛ぶ鳥、後を濁さず‥」ということでもないでしょうが、戦争責任の在り方やアジア各国へ向けての外交に対するもう少し踏み込んだ言葉があって良かったのでは…。
と思ったのですが、「飛ぶ鳥?」に関してここで一つ素朴な疑問が。石破総理はすでに総理の座を辞任することを表明しています。近々開かれる臨時国会の場で内閣総辞職し、その後に衆参両院で首班指名選挙が行なわれて新総理が決定します。しかしまもなく、アメリカからトランプ大統領の訪日予定、その後も国際会議があり、新たなる総理がつつがなく準備出来る時間がはたして持てるのか。そのような折、もし石破総理が辞任の意を撤回して総理を続ける…なんてことはあるのでしょうか。
巷では首班指名選挙を前に、自民・高市氏、国民民主・玉木氏、立憲民主・野田氏を中心に与野党を巻き込んださまざま展開が予想されています。中にはこのような怪文書も

公明党の斉藤代表が自民党総裁の高市氏を破って、新総理!? ということなのですが、
この表では斉藤氏の名前が本名の鉄夫ではなく、哲夫になっています…。
そしてワタシの身近でも、選挙…

現在の松尾崇鎌倉市長は5期目の当選を目指しています。市庁舎移転をはじめ問題山積の市政を改善すべく、市長を目指して他に3~4名ほどが選挙選に望む見込みのようです。ウチの工房に来る人達のあいだでも、市長選の話題が徐々に増えてきています。
秋といえば、芸術、食欲、そして明日のスポーツの日といった具合に、「〇〇の秋」が話題になりますが、国と市のレベルでも「選挙の秋」で盛り上がりつつあるワタシのまわり…。