今から一週間ほど前の2月4日に「立春」を迎えて暦の上では春となりましたが、その後も厳しい寒さが続き本日は雪…。当地でも正午過ぎからひらひらと白いものが舞い降り始め、夕刻頃にはご近所の屋根もうっすらと雪化粧となりました。


おりしも大学同窓の友人のFacebookでは、8年前の2014年2月なかばの大雪の際の江ノ電の写真が…。

あの日は2月8日の土曜日、朝からの荒天をものともせずに陶芸教室に来ていた横浜の男性会員さんは大雪の影響で帰りの電車が無くなり、わが家で酒盛りしながら夜を過ごしたことが昨日のことのように思い出されます。

この先、今夜は雪が本格的に降りそうとの予測も含め、お天気に関する情報をネットで収集していると、あらら…

ウチの黒猫ノワールにも少なからずリンクするテーマだけに、思わず見入ってしまいます。じつのところ、黒猫は単に見ているだけならば毛色の艶をはじめ綺麗に輝いて見えるのですが、実際に写真に収めるとなると撮影する部屋の光の廻り方をはじめとても微妙な条件が揃った時だけに美しい姿を捉えることが出来る…、なかなか難しい側面があります。

そして猫に関してはもうひとつ我ながらびっくりしたのですが、ご近所のスーパーが発するペットフードの安売り告知を見つけると、即カレンダーに貼り付けて

きっちり「お得にお買い物、ルンルン」しているではありませんか。

特段の猫好きというワケではないのですが、何をしてワタシを特売に走らせるのか。あらためて、猫とはホントに摩訶不思議な生き物です。

ウチの黒猫ノワールは今年で猫齢10歳ということで、人間に換算するとおおむね60歳代後半から70歳くらいということのようです。そしてワタシもつい先ごろ66回目の誕生日を迎え、ほぼほぼ同年代となりました。

今回、ワタシの誕生日に際してはその前日にたまたまご近所の知り合いが我が家に居合わせ、ウチの同居人さんが「ならば、カタチだけでも…」ということで、誰も予想だにしていなかったプチ・パーティーということになっていました…。なんと、大急ぎでケーキがテーブルに登場し、「さよなら65歳、こんにちは誕生日…⁉」のささやかな宴がスタートしました。

時節柄、飛沫を飛ばすことはご法度なので、ろうそくは一本一本ずつ手で振り払って炎を消していきます。なんとなく盛り上がりに欠けるようにも思いますが、なかなか消えない炎に自らの往生際の悪さを投影したりもしてしまいます…。

ふと気がつくと、ノワ―ルも一緒です。

あらためまして、特段の猫好きとはいえないワタシゆえ、我ながらなんとも不思議な光景でもあります…。

雪の夜に寄せて ちょっと長めの追伸:蛇足ながら今年は寅年。この寅、すなわち虎も猫もともにネコ科に属するのだとか。ということによれば、広義の意味では今年は「猫の年」ともいわれているのだとか。

機会ありましたら、今から約45年ほど前の1976年、ワタシが20歳を越えたばかりの頃にリリースされイギリスのシンガー・ソング・ライターのアル・スチュアートのその名も「イヤー・オブ・ザ・キャット」という名曲をお聴きくださいませ…。