Courtesy of Pedro Szekely
そのとき、ペテロは我に返って言った。「今、確かにわかった。主は御使いを遣わして、ヘロデの手から、また、ユダヤ人たちが待ち構えていたすべての災いから、私を救い出してくださったのだ。」
使徒12:11
世の終わりには、多種多様な災難が多くの人に臨みます。
現在も、それが世界のあちこちで起こっています。
私が、最近、理解したことは、聖書に記されているタイムスケジュールは、ペテロが書いている「主の前では、千年は一日のようであり、一日は千年のようである」(第二ペテロ3:8)に基づいて、イエス・キリストが昇天して以降の二千年間は、主の前ではたった二日間だということです。
昨年から今年にかけて異常気象が多発し、にわかに、世の終わりが来たかのような印象を与えていますが、実は、イエス・キリストが昇天して以降、二千年間、世の終わりが続いているのです。それは主の御前では、たった二日間です。
(新約聖書の「終わりの日」と訳されている部分は、英訳を確かめると「終わりの日々」です。何日か続く時期だということです。)
(主の御前で、二千年が二日間だとすれば、これがすべて「終わりの日々」です。)
○
以下の4つの聖句は、すべて、パウロやペテロやヨハネがこの書簡を書いていた1世紀当時に、すでに「世の終わり」と認識されていたことを示しています。
これらのことが彼らに起こったのは、戒めのためであり、それが書かれたのは、世の終わりに臨んでいる私たちへの教訓とするためです。
第一コリント10:11
この終わりの時には、御子によって、私たちに語られました。神は、御子を万物の相続者とし、また御子によって世界を造られました。
ヘブル1:2
キリストは、世の始まる前から知られていましたが、この終わりの時に、あなたがたのために、現われてくださいました。
第一ペテロ1:20
小さい者たちよ。今は終わりの時です。あなたがたが反キリストの来ることを聞いていたとおり、今や多くの反キリストが現われています。それによって、今が終わりの時であることがわかります。
第一ヨハネ2:18
○
その「世の終わり」は、1世紀当時に現れていたものの、4世紀に三位一体の不信仰、偽の"神"が起こってキリスト教会を覆い、不信仰がその「世の終わり」に関する正確な聖書理解をわからなくさせたがために、わかりやすく言えば、神が「世の終わり」のスケジュールを、信仰者が現れるまで止めて、現在に至った。
今、聖書に基づく、初代教会と同じ信仰を持ったキリスト信徒が再び起こったがために、神は「世の終わり」のスケジュールを再開して、これから、預言されていることが多々起こる。そういうフェーズに入ったと理解しています。
○
お伝えしたいのは、世の終わりに関して預言されている様々な出来事が、この世に生きているおびただしい人々に臨んでいた、臨んでいる、臨んでいく中で、聖書に書かれているままにイエス・キリストを信じる人には、ペテロに起こったのと同じことが起こる。つまり、災いから逃れられる。それは神の不思議な力によって。ということです。
使徒の働きで記されている、ペテロが経験した不思議な展開(使徒の働き12章の前後をお読み下さい)。
そのとき、ペテロは我に返って言った。「今、確かにわかった。主は御使いを遣わして、ヘロデの手から、また、ユダヤ人たちが待ち構えていたすべての災いから、私を救い出してくださったのだ。」
使徒12:11
これは、信仰がないうちは、読んでもよくわからないのですが、三位一体から出て、唯一のまことの神に、御子イエスの十字架のゆえにたどり着くことができて、唯一のまことの神=天の父の愛を余すことなく受けることができるようになると、ああ、こういうことはあるのだ、と、素直に理解できるようになります。
世の終わりにおいて、剣(戦争)、飢饉(食糧危機)、疫病(コロナなどの感染症)や、地震が起こり、天の万象が揺り動かされ、恐ろしい出来事が頻出する状況になっても、イエス・キリストを信じて神の子供となった人は、ペテロのように、不思議な形で助けられます。ピンポイントで、その人とその家族だけが助かる状況が出現します。