Courtesy of Stanley Zimny
天の父からいただいた預言。
わたしは、癒す。
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[解説]
そもそも神は、癒す方です。
この神は、新約聖書では、御子イエスによって「天の父」であると証しされています。
そしてこの神は、旧約聖書では、アブラハムに現れた神であり、モーセを用いてイスラエル人/ユダヤ人をエジプトから脱出させた神です。イスラエルの神です。
この神が、イスラエルを、癒すのです。
(三位一体の神理解を取っ払わなければ、これは、わかりません)
そして、仰せられた。「もし、あなたがあなたの神、主の声に確かに聞き従い、主が正しいと見られることを行ない、またその命令に耳を傾け、そのおきてをことごとく守るなら、わたしはエジプトに下したような病気を何一つあなたの上に下さない。わたしは主、あなたをいやす者である。
出エジプト記15:26
今、見よ。わたしこそ、それなのだ。わたしのほかに神はいない。わたしは殺し、また生かす。わたしは傷つけ、またいやす。わたしの手から救い出せる者はいない。
申命記32:39
わたしがイスラエルをいやすとき、エフライムの不義と、サマリヤの悪とは、あらわにされる。彼らは偽りを行ない、盗人が押し入り、外では略奪隊が襲うからだ。
ホセア7:1
紀元1世紀に、主イエス・キリストが宣教なさって以降、イスラエルの神の癒しは、主イエス・キリストの神の国の福音を信じる人が、主イエス・キリストの名によって、行うことができるようになりました。信仰により、主イエスの名によって、相手を癒す時、そこに、癒す神であられる天の父の絶大なる御業が現れるのです。
一方で、キリスト教会一般においては、「癒しがなぜ起こらないのか?」という疑問がありました。
その答えが、よくわかりました。
○三位一体を掲げるキリスト教会群で、なぜ、癒しが起こらないのか?
まず、信じている神、教えている神自体が、イスラエルの生ける神であられる天の父と、「生ける神の御子」(マタイ16:16)とペテロによって証しされた御子である主イエス・キリスト。このお二方の神ではなく、神ではない、神の霊である聖霊を神として、三つの神が一つの神であるという、人がこしらえた神である三位一体の神を神としているがために、本当の神がどなたなのか、訳がわからなくなっている。
旧約聖書で、上に引用した箇所などで、「わたしは主(YHWH)、あなたをいやす者である」とおっしゃっておられる神が、どなたなのかわからない。
三位一体の神の理解には、本当の神を、訳がわからなくさせる、実に、サタニックな(神に反する)作用があります。
そのような、人がこしらえた偶像を神としているがために、癒す方がどなたなのかわからない。だから、既存のキリスト教会群では、言い換えれば、三位一体を掲げるキリスト教会群では、癒しが起こらないのです。
癒す方は、イスラエルの神なのです。イスラエルの神が、御子イエスによって「天の父」だと証しされているのです。
天の父とは、主イエス・キリストを信じる信仰によって、私たちの父にもになるということです。ヨハネの福音書1章に書かれていることです。
この信仰があれば、つまり、主イエス・キリストを信じる信仰によって、天の父の子供になっていれば、主イエス・キリストの名によって癒しの祈りを行う、ないし、癒しに必要な行動を行う時、そこに、癒す方であられるイスラエルの神が働かれて、癒しが起こる。まず、この側面があります。
○イスラエルの神が癒すのはイスラエルの民
もう一つの側面があります。
イスラエルの神が、主イエス・キリストの名によって癒す対象の方は、イスラエルである、ということです。
イスラエルとは、イスラエルの神がお選びになった民の全集団。
ここには、異邦人でありながら、主イエス・キリストを信じる信仰によってイスラエルに加えれた(アブラハムの子孫になった)、私たち日本人のキリスト信徒も含まれます。(血縁によってアブラハムにつながっているユダヤ人/イスラエル人は、主イエス・キリストの十字架と復活以降は、このイエスをメシアであると認めなければ、イスラエルには参画できません。現在進行形で、それが進展しようとしているところです。)
この、イスラエルの人が、イスラエルの神の癒しを受けるのです。
現在、主イエス・キリストを信じる信仰によって、イスラエルに加えられた人も対象です。
また、これから、主イエス・キリストを信じる信仰によって、イスラエルに加えられる人も対象です。
イスラエルの神は、主イエス・キリストの名によって、イスラエルの民を癒されるのです。ご自身の愛する民だからです。
このことは、主イエス・キリストが18年間、病の霊に取り憑かれて、腰が曲がって伸ばすことができない女を癒したエピソードに、よく現れています。
イエスは安息日に、ある会堂で教えておられた。
すると、そこに十八年も病の霊につかれ、腰が曲がって、全然伸ばすことのできない女がいた。
イエスは、その女を見て、呼び寄せ、「あなたの病気はいやされました」と言って、
手を置かれると、女はたちどころに腰が伸びて、神をあがめた。
すると、それを見た会堂管理者は、イエスが安息日にいやされたのを憤って、群衆に言った。「働いてよい日は六日です。その間に来て直してもらうがよい。安息日には、いけないのです。」
しかし、主は彼に答えて言われた。「偽善者たち。あなたがたは、安息日に、牛やろばを小屋からほどき、水を飲ませに連れて行くではありませんか。
この女はアブラハムの娘なのです。それを十八年もの間サタンが縛っていたのです。安息日だからといってこの束縛を解いてやってはいけないのですか。」
こう話されると、反対していた者たちはみな、恥じ入り、群衆はみな、イエスのなさったすべての輝かしいみわざを喜んだ。
ルカ13:10-17
ここで主イエス・キリストは、人が働いてはいけないとされている安息日にあえて、この女を癒しています。そうして、その女を癒すのは、その女が「アブラハムの娘だから」とおっしゃっています。
アブラハムの娘、イコール、イスラエルの民だということです。
このイスラエルの民である女を、18年間、悪霊の一つである病の霊(英語訳、spirit of infirmity、ギリシャ語を確認すると astheneia https://biblehub.com/greek/769.htm その人の活動的な力を奪って、思うような体の動きをさせなくさせる霊)が縛っていた、その悪霊を、主イエス・キリストが、御子として、天の父と連携しながら、神の御業を現していただいて、悪霊に働かないようにさせて=その悪霊を追い出して、病を癒したのです。
イスラエルの神によって、イスラエルの娘を、癒した。御子イエスがそのようにした、という図式があります。
そして、御子であるイエス・キリストを本当に信じる人は、これと同じことを、イエスの名によって、します。
イエスの名を打ち出して、人前で、それを行うとき、その信仰告白に、イスラエルの神であられる天の父がお答えになるからです。ペテロが美しの門で生まれつきの足なえを治した、あの時と一緒です(使徒の働き3章)。
まことに、まことに、あなたがたに告げます。わたしを信じる者は、わたしの行なうわざを行ない、またそれよりもさらに大きなわざを行ないます。わたしが父のもとに行くからです。
ヨハネ14:12
このブログを2022年5月7日早朝に書いている私は、先ほど祈って得られた、癒しに関する知識と、上のルカ13章のエピソードから、イスラエルの神であられる天の父が、御子であるイエス・キリストの名によって癒されるのは、同様に、イスラエルの民になっている人、ないし、これからイスラエルの民になる人だと、確信します。使徒の働き3章で癒された、生まれつきの足なえの男も同じです。彼も、イスラエルなのです。
そうした人を、上の預言にあるように、
わたしは、癒す。
とおっしゃっているのです。
○イスラエルの民は、天の父によって予め選ばれている
エペソ1:4で、天の父は、天地創造の前から、主イエス・キリストにあって救われる人を選んでいると書かれているます。また、ヨハネの手紙第一1:2では、天の父は、その「予知」によって、主イエス・キリストにあって救われる人を、ご存知であると書かれています。
そうした、天の父によって予め選ばれている人たち。天の父が予めご存知である人たち。それが、イスラエルです。ここには、ユダヤ人/イスラエル人だけでなく、私たちのような異邦人も含まれます。どちらの場合も、御子であるイエスをメシアとして受け入れた人だけが、イスラエルになるのです。
そうした、イスラエルになる人たち。イスラエルになるように導かれているけれども、現在、途上にある人たち。そうした人たちを、イスラエルの神であられる天の父は、「わたしは、癒す」とおっしゃっているのです。