「目薬αで殺菌します」 森博嗣 2009-009 | 流石奇屋~書評の間

「目薬αで殺菌します」 森博嗣 2009-009

Gシリーズ第7段、森博嗣氏「目薬αで殺菌します」読了しました。

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目薬αで殺菌します (講談社ノベルス)/森 博嗣
¥924
Amazon.co.jp
出版元
講談社ノベルズ
初版刊行年月
2008/09
著者/編者
森博嗣
総評
19点/30点満点中
採点の詳細
ストーリ性:3点 
読了感:3点 
ぐいぐい:4点 
キャラ立ち:3点 
意外性:3点 
装丁:3点

あらすじ
神戸で劇物の入った目薬が発見された。目薬の名には「α」の文字が。その頃、那古野では加部谷恵美が変死体を発見する。死体が握り締めていたのは、やはり目薬「α」!探偵・赤柳初朗は調査を始めるが、事件の背後には、またも謎の組織の影が…?「φ」から続く一連の事件との繋がりは!?進化するGシリーズ、第7弾。 <<Amazonより抜粋>>



久しぶりのGシリーズです。
もう忘れちゃいましたね、海月君以外。

四季がらみの大きな「森大河」は相変わらず、見え隠れ。

物語のメインストリームは、ある製薬会社の殺人事件。
ですが、相変わらずのメインストリームがサブの扱いなのです。

さすがに、そろそろ大きな謎が分かってもよいのですけどね。

犀川・西之園コンビも、もうメインストリームの事件には口も出しません。

2人のそれぞれの分析は、大きなヒントなのかもしれません。

と、もう一つこの物語で特徴的なのは、当シリーズの主人公格である、加谷部と海月の動向
加谷部ってもっとはつらつとした感じだったような気もしますが、この2人もなんとなく進展しています。

そして、注目の海月君。
大きな謎の流れに彼も乗ってしまいそうな、発言がありました。
果たして、どうなることでしょう。
それはそれで実は楽しみです。