今、母さんが2階から降りて来ないかとビクビクしてる。
だって、母さんに見つかったら、PC没収だから…
(だったら、するなっていうね…)
ウチの部屋に持って行けたらねぇ…
良いんだけど。
ではでは、小説の続きを…
悠:「そっか……」
恥ずかしそうにする由里乃を見て、楽しみにしているんだと分
かった。
そんなにも慎二が好きなんだと。
悠:「じゃぁ、僕はこれから出掛けるね。行って来ます。」
自分が本当に言いたかったことを無視して、由里乃の部屋を
出た。
由:「うん!いってらっしゃい!!」
由里乃にそう言われた後、不意に目頭が熱くなった。
そして、携帯と、財布だけを持って家から出て行った。
何処に行くかは決めてなくて、近所をウロウロしていた。
何も考えられずに……
只、ひたすら歩いていた。
途中で知り合いに逢ったような気がしたけど、そんな事を考
えている余裕が無かった…
ふと、我に返ると辺りは薄暗く、近くの駅の前まで来ていた。
何時間ぐらい歩いていたんだろう……
携帯を開くと、着信がズラッと並んでいる。
全部、両親からだ。
悠:「もうこんな時間か…早く帰らなきゃ。」
自分が何をしたいのかも分からないまま、只、親に心配掛
けるからと、家への道をゆっくりと歩いて行った。
悠:「ただいま~」
家に帰るとお母さんが夕飯の支度をしていて、良い匂いが
した。昼食も食べずに外をウロウロしていたから、いつも以
上に夕飯が待ち遠しかった。
夕飯を皆で食べている時、お母さんが口を開いてこう言っ
た。
母:「悠くん。今日は何処に行ってたの?」
悠くんとは、お母さんだけが呼ぶ僕の名前。
お母さんは昔から僕達兄弟を君・ちゃん付けしている。
一度、理由を聞いてみたら、可愛いから。とその一言だけ
だった。お母さんは特に理由も無く可笑しなことをいきなり
する、いわゆる不思議ちゃんだ。
でも、そんなお母さんでも僕達のお母さん。僕の心配をす
るのは当たり前で、こう聞かれることも分かっていた。
…はずだった。
その時の僕はボーっとしていて、只、ご飯を食べていた。
いきなり話しかけられて、焦った。それは、僕も僕が何をし
ていたのか分からなかったから。
悠:「えっ?えと…」
急いで考えたが、理由が思いつかない。どうしよう。お母さ
ん達に心配を掛けたくないし…でも、理由が見つからない。
手元に視線を落とすと、近くに雑誌のようなものがあった。
それは…ファッション雑誌だった。
悠:「服を買おうと思って。もうすぐ春だから、売ってるかなぁ…
って。」
確かにもうすぐ春で、春用の服ももう出る時期だった。
でも、まだ寒くて、春用なんて買う人が居るとは思えない。
この頃、本当に寒いね!!
お風呂に入ってもすぐに冷えちゃうよぉ^^
風邪には気をつけないと!!
また、風邪気味だから・・・(^▽^;)
じゃ、See you!!