本当にそんな風に思ってたんですよね。
なんで、こんな家に生まれたのか、親のすること、なすこと、話すこと、すべてが嫌で嫌でたまらなかった。
小学校の時から、家出する用意をしていました。
私の結婚式の日、両親が人前に出るのがいやで、父に対して、今日はひとこともしゃべらんといて、と頼んだ。
母が、結婚式の費用を少しでも出させて、と言ってくれたのに、一銭もいらん、とはねのけた。
できることなら、親子の縁を切りたかった。
私にとって、両親は、何の役にもたたず、じゃまな存在、いっそ、天涯孤独の方がよほどまし。
ずっとずっとそう思ってきました。
本当に申し訳ないですね。
書きながら、お詫びがわいてきます。
大人になってからは、親に感謝できない自分は、だめだと自己否定
感謝できる自分になりたいと、自分なりに勉強してきました。
感謝って、なんだ?と、わからなくなった時期もありました。
そしてへそ道のおかげです、
今では、この親だったからこその自分を受け入れ、産んでくれたおかげで今の私があること、親子の縁だけではなく、命をつないできてくれた先祖の縁が有り難いと思える私になれました。
親子の縁を切る!と思っていた自分を、私は知っているので、今、こんな風に、素直に私の親でいてくれてありがとうと、思えてる自分の変化に、気づくとびっくりです。
そして親を憎んでいたあの頃の自分を、今の私はどう感じているのでしょう?
責めたり裁いたり否定したりする自分がいるかなと思ったけど、ちゃんと受け入れている。
自分が自分を味方してあげることができているようです。
それは、とってもうれしい成長ですね。
オセロが、パタパタパタと黒から白に変わっていく感覚を味わわせていただきました。