2013年7月7日。
私の元にM696がやってきてくれました。
といってもびびりまくりでしたから
海抜さんの運転で、タンデムして帰ってきました。
もう11年も前の話。
乗り出した頃は
家から出て、3分も走らないうちに
曲がり角で左折できず転けてクラッチレバーを折ったり、
家の周り1周して海抜さんが立つ場所に寄せて
止まって
料金所ごっこやってました。
そのうちETC付けましたから
料金所で止まることもなくなりましたが
出発前に
家の周りをぐるり1周することは
いまでも続けています。
2022年の9月にエンジンが始動しなくなるまで
いろんなところへ行くことができました。
行動範囲が広くなりました。
ラジオから流れてくる交通情報も
だいだいの場所を把握できるようになりました。
乗用車を運転すると
父に
「スピード出し過ぎやで」と笑われ
体感速度も狂ってきたな
と2人で爆笑したことを思い出します。
2022年の12月にM821がやってきてくれたので
7月7日は
記念日ではなくなってしまった
ものの、大切な記念の日なのです。
大型自動二輪の免許取得は
取得できる免許のゴールでしょう。
でも取得してしまったら
それがスタートだと気づくのは
M821に乗り換えて
転けて左肩を痛めてからです。
どれだけ時間がかかろうとも
一緒に走ってくれる海抜さんの前を
俺が前を走っても安心できるな
って言われるまで
走り続けます。
そんな日が来るなんてことがあるのだろうか
今年は
故障からはじまり、修理完了の後は
友人と待ち合わせまでのソロツーあり
合流してから平日のツーリングを堪能したり
ソロで大阪→京都→福井
鯖を求めたり
鈴鹿で濃霧の中走り抜けたり
フィールドワーカーと社会見学したり
ほんとにここまで走れるようになるなんて。
みんなにひっぱってもらい
みんなが背中を押してくれたおかげです。
残りの半年も
年齢と共に劣化する肉体に
心まで劣化させるもんかと
抗いながら。
きっと
あっちゅう間なんでしょうね。
今宵、七夕です。
短冊は祝詞と共に天に届きます。
午前中はそのお手伝いを少しだけ。
これからも
赤と黄色と
出雲と那智と
共に過ごす時間が少しでも長くありますように。
あ。
青と黒も。
たくさんの感謝と共に。