ロンドン五輪第16日の11日(日本時間12日午前)、ボクシング男子ミドル級決勝で村田諒太(東洋大職)がフロレンティノ(ブラジル)を破り、ボクシングの日本勢では、1964年の東京大会バンタム級の桜井孝雄以来2人目となる金メダルを獲得した. レスリングの男子フリースタイル60キロ級で、北京大会銅メダルの湯元健一(ALSOK)は、敗者復活戦に勝って3位決定戦まで進んだが、米国選手に敗れてメダルを逃した. 陸上男子400メートルリレー決勝で、日本(山県亮太、江里口匡史、高平慎士、飯塚翔太)は38秒35で5位となり、2大会連続のメダルには届かなかった. ジャマイカが36秒84の世界新記録で優勝. アンカーを務めたウサイン・ボルトは北京大会に続いて、100メートル、200メートルと、400メートルリレーの3冠を達成した. 陸上男子やり投げ決勝で、ディーン元気(早大)は79メートル95の10位となり、日本勢として84年のロサンゼルス大会以来となる入賞(8位以内)は果たせなかった. サッカー男子の決勝は、メキシコが2―1でブラジルを破り、初の金メダルを獲得. 新体操の個人総合はエフゲニヤ・カナエワ(ロシア)が史上初の2連覇を達成した. 日本が銅メダルを獲得したバレーボール女子の決勝は、ブラジルが米国を3―1で破って2連覇を果たした. 今大会の日本勢の獲得メダルは37個に達し、2004年のアテネ大会と並び、過去最多となった.