【画像は公式HPから使わせて頂いています。】


今日は映画の日ということで、会社帰りに

もうダッシュをかけ、行って参りました、

「プラダを着た悪魔」。

何ヶ月前かに予告で出たときは、正直そんなに期待してはいなかった…

のですが、どこを見ても評判が高い。


で、結果。

自分もがんばらなくちゃ!と思えます。

最初は単なる勉強の出来るジャーナリスト志望の子

(アン・ハサウェイ)がしょうがな~く"みんなの憧れの仕事"を

はじめます。

上司は鬼教官!て感じのメリル・ストリープ。

彼女に無理難題を押し付けられながら、

でも、結構がんばるんです、愚痴を言いながら、

それでも雑用をこなし、ファッションセンスをつけ、

体も絞ってスマートに。でも…

いつのまにか、自分がけちょんけちょんに言っていた

会社人間達と同じ価値観を共有するようになり、

それまでの友人や彼と考えがあわなくなってしまう…



これって、すごくわかる気がする。

それまで大事に思えていた世界は、広い世界を知った後は

すごく狭く感じたりするし。


結局、自分の大事な部分は譲れないと感じて、

鬼教官のもとを去り、自分が本来希望していた

道へと進むわけですが。



なんだか、ぐっときました。

私にも"鬼教官"いたのです。

こんなに無理難題は押し付けなかったけどね。

で、決して「よくやった!」とか「がんばった!」とかは

言わない。メリル・ストリープのように、本当に

"良くやった!"と思ったら、だまっているのです。

当時は憎い上司と思っていましたが、

社会人になって10年以上経っている今、

仕事で良い評価が得られているとしたら、

その上司のおかげ。その上司、私の場合は男性で

「ぶさいく」「田舎くさい」などなど結構な言いようでしたが、

今考えると厳しいお兄ちゃんのように暖かく

見守ってくれていた気がします。

アン・ハサウェイがファッションセンスをあげ、

スリムになっていく様はレベルは違うながらも

自分を見ているようでした。

私もあのときよりは10キロ減ってる!(笑)

なんだか、自分のことを他人の目を通して見ているようで、

また頑張ろう!と思えました。

彼女のすごいところは、自分の希望の職を目指すには

直接には結びつかない上司の要求も

ひとつずつ片付けるところ。普通、直接関係なかったら

「こんなの意味ない、やっても無駄」ってなるけど、

そうならない。すごい…。

まぁ、経験値上、「ま、いっか」ってやった仕事には

しっぺ返しされると思いますけどね。

今になって思いますもん、文系でも数学と化学まじめにやって良かった~、

あの時雑用やら何やら真面目にこなしといて良かった~、って。

雑用をバカにする人は、えらくなっても雑用をうまく頼めませんよ。

結局人のことを使うのは、人だからね。

ま~こんなこと言ってますが、

私も仕事をしながら研究者を目指してますが、

正直目の前のことを片付けるので、くたくた。

彼女の爪のあか、飲みたいです。

ごくり。お茶


仕事でへこんだことのある人にこそ、見て欲しい。



追記<脇の男性も結構良い感じですよ。

    一見意地の悪い女性の同僚も可愛げあるしね。