はっきり言って,仏像はおろか,日本文化には興味なし!だった
私ですが,この本を見て「ごめんなさい」!でした。
今年読んだ本の中で一番面白い。
内容は;
仏像にはヒエラルキーがある
仏像はやせたり太ったりする
時代により材質の違いがある
などなど
ヒエラルキーがあるなんて,一見"人を救う神様なのに…”なんて
思うんですが,でも…
人の苦しみや葛藤がわかるには,そういう状況に置かれないと
本当に身に沁みてはわからない(分かり難い)のではないかと思えば
納得です。
ヒエラルキーのある仏像様だからこそ,会社社会の苦しみもわかるはず…
とか思ってしまいます。
絵も多く,それがまた"ほんわり"系。
将来自分の研究でこういう本が作りたいな,と思わせてくれる本でもありました。
- 山本 勉
- 仏像のひみつ