昨日の日刊ゲンダイを読んでいると、横浜市長選挙にて、
「カジノと学校給食」
が争点になっているとあった。
そしてほぼ同じタイミングでラジオの夕刊ニュースから、
「北海道の人口が減る中、札幌市の人口は微増。札幌への一極集中に拍車。」
とのアナウンスが。
そこでコメンテーターである旭川大学の山内亮史学長は、
「北海道の産業構造の変化により、港町はことごとく衰退。新たな成長産業を創り直す必要がある。」
とおっしゃる。考えてみれば北海道の港町、
函館、小樽、稚内は貿易と漁業で栄えたが、
今はどちらも振るわず。
室蘭は石炭の積み出しと石油・石炭など工業原料の輸入も、鐵冷えで落ち込む有様。
釧路、根室、網走は漁業が主力で、北方漁業の衰退によりここもダメ。
そんな中、苫小牧が工業、物流の拠点港として頑張っていたが、近年は減速気味。
もう一つ言えば、小樽、留萌は産炭地がダメになったことで、石炭積み出し港としての役割が失われた。

………ドナルド、いや、となると、次なる成長産業はなぁに?

そこで、カジノ。
どーゆーわけだか、北海道の港町でも、
「カジノを核にして、観光産業を仕切り直し」
するという機運が高まってきた。
名乗りを挙げたのは、

苫小牧、釧路、そしてわいのホームタウン、小樽。

このタイミング、まさにアベソーリと橋下トオルが与党内でタッグを組み、発言力と実権が強化された時とシンクロしている。
それはまさに、前の統一地方選の少し前のこと。

ここで、苫小牧、釧路、小樽の共通点を一つ。
この時点において、
「市政の与党は、自民党。
だったということ。

………たしかこの頃、政府もカジノ解禁に向けて動き始めたんじゃなかったカナ?
とゆーことは、中央政府の意向をいち早く忖度して、反射的に長いものには巻かれろ、とばかりに飛び付いた感が否めない。

………もしもし、カジノ推進派のみなさん、少しは自分のアタマで、街を良くする方法を考えましたか?

ちょうどコレラの動きと時を同じくして、小樽ではちょっとした「カジノ論争」が巻き起こった。
わいもフェイスブックを通して、実名で参加したのたが、ある時目にしたセンセーショナルな動画が、反対意見を表明するトリガーになったのだ!

それは、「韓国・江原ランドの惨状」。

韓国の旧産炭地、江原道にできたカジノ、江原ランド。そこは韓国人も入場できる韓国唯一のカジノだそうだが、カジノ中毒と化してヒステリックに騒ぐ人、破産してホームレスになり、炭住跡に住み着く人、怪しげな質屋に闇金っぽい、カネ貸しの看板などなど………。

カジノが人の心をすさませる現実を魔のあたりにして、わいはフェイスブックにこう書き込んだ。

「我が街、小樽を"火事野"にするな!!」

程なくして行われた小樽市長選において、カジノ勉強会を経済人と開いた前市長は、反対意見の盛り上がりを見たのか、選挙ではカジノにダンマリをきめこんだが、結局は落選した。

正直わいはホッとしたが、今は横浜市が危ない。
日刊ゲンダイの記事を読むにつけても、カジノは利権のニオイがプンプン。
パチスロ機メーカーのセガサミーが自民党の代議士の政略結婚に動いたとか、(セガサミーのオーナー氏の娘さんが自民党代議士さんに嫁入りした話。)
パチンコ業界の管理監督で、持ちつ持たれついい思いをした警察屋さんとか。

………さらに言えば、こーゆーギャンブル業界は、
「胴元(ディーラー)」
が最も儲かる、とゆーことを忘れちゃあイケナイ。
このカジノについて言えば、カジノの本場たる欧米の企業の、ノウハウ提供なしには成り立たない。ゆえに、ロイヤルティーをがっぽり持って行かれることに対する想像力を働かせている人はどれほどいるのだろうか?はたして。
それじゃあここでも、国または地方にカネが落ちない。どころか国富の流出がここでも起きるジャン!まったく………💭


したっけね〜!