なみくんの母 優子は大奥では将軍 友慎のお気に入りとして
他の女たちより良い待遇を受けていた
しかし
優子はそんな待遇を気にしなかった
ただ家族に会いたいとだけ願っていた
(優子)はぁ…

<友慎様がお呼びです>
(優)はい…
すぐに行きます
…寝室
(優)友慎様…
(友慎)優子…
来てくれたんだね
(優)あたし…
今日は気分がよくなくて…
(友)そ…そんなこと言わずに
もっと近くに来てくれないか?

(優)…でも
(友)そばにいてくれるだけでいい…
だから…
(優)あたしは……
申し訳ありません
失礼いたします

…
(友)待って

待って…優子…
優子は友慎の愛を受け入れようとしなかった
優子が友慎から離れようとするたびに
友慎は優子のことをより好きになっていった
(友)…
(柏木)友慎様

あんな女放っておいていいじゃありませんか

それより…

(友)あっ…あぁ…

…続く
