2018年11月14日。

 

今年の5月で5歳になった娘。
 
最近は身長も急激に伸びてきているし、顔つきも日を追うごとに少しずつ大人っぽくなってきています。
 
ちょっと前まではいかにも幼児っぽい話し方だったのに、最近は少し理屈っぽかったり、凝った言い回しを使ったり、


ちょっと間違った事を言ったりすると、鋭く突っ込まれて。
 

1本取られた!汗
 

そんな場面も少しずつ出てきました。
 
 

3歳の時に母親が大きな病気を患って、生活は一変したし、
 

4歳の時に母親を亡くして、娘の精神的なショックは計り知れなかったと思います。
 

この出来事が、彼女の成長に何か悪い影響を及ぼすのではないか。
 
当初は嫌な想像をした時期もありましたが、今のところは心身共に健やかに育ってくれているのかな、と感じています。
 
 

嫁さんが亡くなって間もない頃は、
 

「ねえ。何でママ死んじゃったの?」
 

「人は死んじゃうとどうなるのかな?」
 

とよく聞いてきました。
 
私はふざけず真面目に答えてきましたが、娘の中ではある程度消化出来たのでしょうか。
 
 

最近は満月を見ると、
 

「あ、お月様綺麗だね!ママもあそこで元気にしてるかなぁ。」
 

何て無邪気に話してくれます。
 

 
きっと大人になるにつれ、色んな葛藤が駆け巡るのだとは思いますが。
 

今は明るく元気で、母親を亡くしたショックは感じられません。
 
 

そんな娘ですが、久しぶりにドキッとする質問を私にしてきました。
 

 

夕食を食べ終え、息子は先におやすみ。
 
リビングで私とお義父さんと娘の3人で、テレビを見ながら寛いでいたとき。
 

「ねぇパパ。人生最後の日に何がしたい?」
 

えっ!?
 

唐突に言われたので戸惑いました。
 

 

そして。
 

やっぱりママが死んだ事がまだ頭の中にあるんだ。。と感じました。
 
後ろ向きな質問では無かったので、別に良いっちゃ良いのですが、5歳の女の子にそんな事を聞かれるとやはりドキッとします。
 
変な空気になって、
 

「それはパパじゃなくてジィジに聞いて〜。順番待ち的にこっちが先だから。」
 

お義父さんがフォローしようとしてくれました。
 
 

娘は気にせず笑顔で、
 

「あのね。私だったらね。思い出をいっーぱい作るんだ。それが最後の日だったらいいな。」
 

。。
 

嫁さんの死を連想して固まってしまった私でしたが、娘は無邪気にニコニコしていました。
 

どうやらそこまで深い意味は無さそうです。
 
 

人生最後の日に何がしたい?
 

うーん。
 

どうしても嫁さんの最後の日と重ねてしまう。
 

やっぱり家族に囲まれて穏やかに看取られたいかな。
 

それで美味しい物を食べて、少しだけお酒を飲めれば十分。
 
 

それにしても娘からそんな哲学的な質問がよく出てきたな。。
 

これも成長ってやつかな。
 
 

「ねぇパパ!ヒカキンとセイキンが新曲出したの知ってる?ほら見て見てカッコいい!」
 

ん?あの二人歌も歌えるのか?
 
 

流れるYoutubeをボーっと見ていると、
 

「もしも今日が人生最後の日ならば
 

悔いのない人生を過ごしたと言えますか?」
 

「ね?歌詞もカッコいいでしょ!?」
 

娘は大喜び。
 

 
あの質問。。
 

ここから来てたのか!?
 

Youtubeにボキャブラリーを育てられている事を複雑に思いながらも、
 

こんな深い言葉の意味を理解出来るなんて、やっぱり成長したなー、と思いました。
 

 

ちなみに新曲は「今」というタイトルだそうですが、確かにいい曲でしたし、MVも格好良かったです。
 
恐るべし。
 

ヒカキン&セイキン!