2018年10月14日。
この日は妻さやかの命日。
亡くなってからちょうど1年が経った日です。
この日は日曜日でしたが、だからと言って何か行事をやる訳ではありません。
一周忌は10月6日の土曜日に済ませていました。
さやかの祭壇のお花を新しい物に交換し、フルーツのお供えをしたぐらいでした。
我々家族は普段通りに時間を過ごしていましたが、お世話になった周りの方々から連絡がありました。
まずは同じマンションのママ友。
綺麗なプリザーブドフラワーと御香典を頂戴しました。
嫁さんが母親になってから、一番頼りにして大事にして来た友人達です。
亡くなった後も変わらずに、私の事や子供達の事を心配して声をかけてくれます。
特に保育園に子供達が入園する際、
二人分の布団カバーを入れる大きな巾着袋を手作りしなければならなかった時、素敵な物を作ってくれました。
本当に頼りになる人達で、嫁さんが遺してくれた大切な物は子供達だけではないなー、とつくづく感じました。
そして、嫁さんの学生時代の友人達。
この日、共通の友人何名かで嫁さんのお墓詣りに行くと言ってくれました。
とてもありがたいことです。
「でもさやかの魂はご自宅にいるからお墓にはいないかなー」なんて、
その友人にLINEで言われたので、
「さやかに言っといたよ。友達が会いたがってるから、お墓に行ってあげなって。」
そんなやり取りをしていたら、
何だか本当に嫁さんがお出かけの準備をしているような姿が思い浮かびました。
何を着て行こうかな。
今日は少し冷えるからチョイスが難しいなー。
なんて。
一人ファッションショーをしている姿が思い浮かびます。
久しぶりの女子会にウキウキしているようでした。
嫁さんが亡くなったのは21時ちょうど。
思い出すことは辛い瞬間でもあるけど、
長い苦しみから解放されて、
穏やかな気持ちとなり、
天に召された時間。
そして1年が経ち。
今はただ静かに目を瞑り、
さやかに祈りを捧げる時間。
遅いから息子はもう寝んねしていましたが、
私と娘は祭壇に向かい、黙祷を捧げました。
お花がたくさん供えられています。
目を瞑ると、
色んな出来事が思い返されていく。
本当に辛かったこの1年。
何とか悲しみを乗り越える事が出来たのかもしれない。
目を開くと目の前にはさやかの笑顔。
横を向くとそこにあるのは娘の笑顔。
1年1年を積み重ねて。
子供達は大きく育っていく。
見守っていてくれよ。
頑張るから。
そしてまた来年も同じ時間に黙祷を捧げます。