2018年6月10日。
 
 
妻の遺影が飾られている祭壇。
 
その両脇には花瓶が1つずつ置いてあり、生花である仏花をいつも飾っています。
 
 
祭壇には仏花以外にも、昔の母の日に買ったプリザーブドフラワーや、子供達からのプレゼントなど、様々な物で囲まれていて、
 
嫁さんがぶらーっと天国から戻ってきた時に、寂しくならないようにしています。
 
 
ただ、その中で仏花は生花なのですぐに枯れてしまいます。
 
長く持っても2週間くらいでしょうか。
 
 
出来るだけ日持ちさせようと、水だけでなく、栄養剤のような液体も一緒に入れています。
 
それでもなかなか日持ちしません。
 
 
なので、週末は近くのスーパーのお花コーナーで、仏花を買うのが習慣になっています。
 
 
ある日。
 
いつものようにお花コーナーに向かうと、一際目立つ一輪の花が売られていました。
 
 
向日葵でした。
 
 
他のお花も色鮮やかで綺麗なのですが、凛と咲く向日葵の存在感に惹かれてしまい、その日は向日葵を買う事にしました。
 
 
祭壇に飾ると。
 
 
「あっヒマワリだ!」
 
お花が大好きな娘なので。
 
ニコニコしてすぐに寄ってきました。
 
 
祭壇に飾っても変わらぬ存在感。
 
嫁さんの顔と同じくらいありますね。笑
 
 
花なんて似つかわしくないオッサンではありますが、向日葵の花言葉なんてものを調べてみました。
 
 
花の色や大きさによって色々と変わるみたいですし、国によっても異なるようですが、
 
ひまわりの一般的な花言葉は「私はあなただけを見つめる・愛慕・崇拝・あこがれ・情熱・光輝」だそうです。
 
 
仰々しい言葉が並んでいます。汗
 
 
「私はあなただけを見つめる」
 
 
の言葉を見て、思わず嫁さんの遺影を見つめてしまいました。
 
 
遺影を見つめてもしょうがないけど。。
 
嫁さんの遺影はずっと私の事を見つめてくれています。
 
 
天国の嫁さんよーい。
 
俺もずっと見つめ続けてるけど。
 
にらめっこだと思って、プッて吹き出さないでくれよ。笑